毎年6月は住民税(市県民税)の決定通知書をもらう時期ですね。
今年はもう受け取りましたか？
住民税とは市民税と県民税を合わせた言葉です。
その市県民税の通知書、毎年しっかり確認していますか？
市役所が間違うはずないとたかをくくって、その金額をそのまま信じていませんか？
でも実際に市役所のミスはあるんですよ。
我が家もよもやその被害を被りそうになりました。
年収は増えてないのに市県民税納付額が大きく増えた不思議
実は私も今まで市役所の計算を完全に信じていたんです。
これぐらいの金額が毎月天引きされるんだな〜という程度に簡単には見ていました。
でも、そもそも「間違っているかも？」というような前提でじっくり確認したことはありませんでした。
しかし先日、会社から帰ってきた息子が
「税金の金額が4倍ぐらいに上がってて変だから市役所に問い合わせた方が良いよって
会社に言われたよ。」と言って決定・変更通知書を持って帰ってきました。
税金が4倍ってどういうことなの？
源泉徴収票と市県民決定・変更通知書の内容が違うのは何故？
実際の年収は増えてないのに年収が2倍の記載が！
息子が持って帰ってきた市県民税決定・変更通知書の納付額を見ると、
やはり会社が言うとおり、去年の4倍に！！
収入は横ばいでほとんど増えてないのに。
私もそんな経験がないからよくわからなかったので、
その決定・変更通知書をよく見てみると、
20代の息子の年収の欄にあった金額は何と650万円。
そりゃあ20代でも650万もらっている優秀な人はいるでしょう。
私だって息子が650万円も稼いでくれていたらどんなに嬉しいでしょう。(汗)
しかし、息子は大学を留年したせいで卒業も遅かったし、
新卒でブラック企業に入ってしまったので一度転職経験があります。
今の会社に入ったのは2年半ほど前。正社員になってからは丸2年です。
年収の欄に書いてあった650万円という金額に驚いて、
息子に源泉徴収票を見せてもらいました。
源泉徴収票の支払金額の欄にあったのは650万円の半分ほど300万円台でした。
1月の手取りが20万円強ほど。
ボーナスの手取りは夏冬それぞれ30万円ほどなので、
年収は300万円台です。
大企業でもないし、300万円は多くは無いけれど
関西で入社2年ならまぁこんなものでしょう。
関東と比べると収入に大きい開きがありますものね。
それなのに市県民税の年収の欄には650万と書いてあって、
明らかにこれは会社か市役所の間違いですよね。
住民税の金額が変だから市役所に問い合わせた
年収は増えてないのに住民税は4倍に
そして一番肝心な納付額ですが、
息子の言うには先月までは毎月8,500円ほどだったようですが、
この決定通知書には毎月32,000円以上払うようになっています。
毎月20万円ほどしか手取りがないのに、 市県民税だけで32,000円も払うなんてありえません。
息子の仕事は平日の朝から夜までなので、
市役所の開いている時間に電話で問い合わせることができません。
仕方なく(涙)私が代わりに市民税課に問い合わせしてみました。
市役所への問い合わせ内容と回答はこちら
電話口で「母親です」と名乗りましたが、
究極の個人情報だと思うのに親子の確認などは一切なく、
そのまま話は進みました。
(個人情報は民間企業の方がクドいほどしっかり守ろうとしますね)
まぁおかげで話が早く進み、助かりましたが・・・
手元には源泉徴収票と今回会社からもらった市県民税決定通知書の２つ。
まず最初に聞かれたのは市県民税決定・変更通知書の右上にある指定番号と宛名番号でした。
指定番号は8桁、宛名番号は4桁の数字です。
そしてしばらく待っていると、息子の名前が確認できたようでした。
市役所の方のお話では、
「年度の途中で会社が合併して両方の会社から源泉徴収票が提出され、
その後、会社の方から訂正があったようです。
それなのに市役所の方で二つの源泉徴収を足してしまったので、
年収が約2倍になって、それによって納付額が4倍になってしまいました。
すみません。」ということでした。
そして・・・
市の担当者「 会社の方には市役所から連絡して訂正してもらいます。
息子さんは特に何もしなくて大丈夫ですよ。」
私「 今月の給料から一旦この納付額が天引きされるのでしょうか？」と聞くと
担当者「それはちょっと分からないので、そうならないように市役所の方から会社に頼んでみます。」と言ってもらえました。
帰宅した息子に聞いてみると、
「会社の方がちゃんと計算し直して正しい金額を天引きすることにするから,
4倍もの金額は今月天引きしない」と会社が言ってくれたそうです。
無駄な税金を払わないために自分自身でしっかり確認を
年収が増えてもいないのに突然納付額が増えている場合、
何かしらのミスがある可能性が高いことがわかりました。
特に息子のように会社の合併や、夫のように何度も転職している人は
何事もなかった人よりは間違いが起きる可能性が高いかもしれません。
私が気付かなかっただけで、我が家の家族も今まで大きいミスがあったかもしれません。
それに気づかないまま今に至っている場合も無きにしもあらず。ですよね。
固定資産税が間違っていたとか、水道料金を何杯も取られたとか、
そういうニュースを時々目にします。
きっとふるさと納税や医療費控除にもたくさんのミスがありそうです。
特に年金はあまりにもミスが多すぎます。
おそらく会社側にもミスがある場合もあるでしょう。
それによって、自分が一生懸命働いたお金をドブに捨てるようなことになるかもしれません。
そうならないようにこれから毎年必ず、源泉徴収票や市県民税決定・変更通知書などは確認することにします。
自分で稼いだお金、自分で納める税金なので、自分自身でしっかり確認することが必要なようです。
そして「変だな」と思ったらすぐ市役所に問い合わせしてみてください。
この記事が、「あれ？今年は妙に税金が多いよ。変じゃない？」と、
思っていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。
