今日は私がいつも心がけていることのひとつを書こうと思います。
それは「スルーする力」です。
スルー力をつけたら人生がとても楽になります！
本音と建前 人の心が透けて見えた時どうしていますか
普段の生活で人の心の裏が透けて見えることってありますよね。
仕事が忙しすぎて部下に八つ当たりする人や、
自分の勘違いなのに自分は100%正しいと信じ込んでいる人。
相手を心配してるふりして、実は良い人と思われたいだけの人。
人間は基本的に自分だけが可愛い生き物です。
それを知っておくと毎日がとても楽になります。
親から子への愛情はそんな下心は無く本心からの無償の愛ですが、
親も年齢が高くなれば、自分の老後が心配になってきて
老後同居してくれそうな子供とそうで無い子供を、
心の中で選別して見積もったりしてしまう場合もあります。
(もちろんそうでない人もたくさんいますが)
財産目当てだけで人が寄って来る。それでいいの？
私の母も昔わたしにこう言いました。
「老後の面倒を見てくれた子供に全財産をやる」
子供を生み育てるってことは、何十年もの人生そのものです。
それが老後の面倒だけで全てを判断して見積もるかのような、
母の考えを疑いました。
老後の世話はもちろん大変で重要なこととはわかっています。
でもそれまでの何十年もの親子関係や愛情はどうなるの？と私は驚きました。
母のようなせりふを吐いた途端、
どの子からも老後本心で面倒を見てもらうことが無くなってしまい、
財産目当てだけの人間が周囲に集まってくることになってしまうんじゃないでしょうか。
私は母のその言葉を聞いて
1円もいらないから、
そんな考え方しか出来ないなら面倒は一切見たくない
とまで思ってしまいました。
私は息子が二人います。
一人が面倒を見てくれたからと言って、もう一人には1円も渡さない。
なんて、そんなこと考えたこともありません。
人生の最期に大病などして苦労をかけた分、
二人に分ける金額に多少違いは出てくるかもしれませんが
子供を産んだときからずっと私の中の子供への深い愛は続いているのです。
最期の、ある一定の期間だけで子供を分け隔てることをしようとは思いません。
母の例のように人の心が透けて見えたとき、みなさんは何を思いますか？
嫌なことを「スルーするちから」
そんな人の心の裏が見えてしまっても、それをスルーすることが出来れば
人間はとても楽に生きることが出来るのです。
最近私の身にまた同じようなことが起こりました。
一泊入院を2回するかどうか迷っている歯科治療のことです。
心から人を心配する心得
迎えに来る人がいたら日帰りでも構わない、歯科の全身麻酔治療。
2回手術(と言うほどの大げさなものではないけど)しないといけないので、1回は友達。
もう一回は妹が来てくれると言ってくれました。
二人とも私からお迎えをお願いしたのではなくて、
相手の方から言ってくれました。
特に友達は自分から進んで、
彼女の公休日と手術日を振り替えて休んでくれることになりました。
でもその3日後ぐらいに、
友達から突然「入院するか日帰りするか早く決めて欲しい」と言ってきたのです。
公休日の振り替えを申請して、職場からもＯＫをもらったと聞いていました。
もし私にお迎えが必要でなくなった場合でも、
そのままその日に休めば良いと思うのですが、
「仕事が忙しい」とか「その日はお休み希望の人が多いから」
「早くから前もって希望すれば休めるけど」と言うのです。
でも彼女からの振り替え希望に対して、
職場から「その日は休んでいいですよ」と許可がもう既に出ています。
私も入院するか日帰りするか早く決めれば良いのですが、
私には慢性蕁麻疹があるので、
全身麻酔による影響を次の皮膚科の診察の時に相談しようと思っていたので
はっきり決めるまでもう少し日にちをもらいたいと思っていました。
もし反対に私が友達の立場なら・・・と仮定で物事を考えるのは良くないですが、
反対に私が公休日を振り替えたとします。
そしてそのお迎えが不要になった場合でも、
私ならそのままその日に休んで自由にゆっくりします。職場に対しても
自分から申請して一度決まった振り替え休日の希望をころころ変えたくないし、
友達に対しても
本当に心配して何かちからになりたいと思っていたら
一泊入院すると決めても、
もし気が変わって日帰りするならいつでも迎えに行くよ
と伝えます。
そう言ってあげることで、
友達の治療や全身麻酔に対する不安が少しでも軽くなると思うからです。
もちろん、もしお迎えが必要じゃなければ
職場に迷惑をかけないように元の公休日に戻したい気持ちもよくわかります。
でも、もうお休みの許可は出て、
その日友達が休むことは一旦決まっています。
でも、友達は私を本心から心配してくれているわけじゃなく、
自分を良い人と思って欲しい気持ちだったのかな？
と、心の裏が透けて見えしまいました。
(もちろんそれも考えすぎかもしれませんが)
友達は病院に迎えに来るより、
振り替え前の元々の自分の公休日に休みたいと思っているのです。
それが強く伝わってきました。
だから、私からは、
気を使わなくていいよ。いつもどおりのお休みの方がいいでしょ。
私はタクシーで帰るとか良い方法を考えるから大丈夫！
気にしないでいいから元のお休みに戻していいよ。
気を使わせてごめんね。ありがとう！
と伝え、
お礼の言葉と共にお迎えの話しを白紙に戻すことにしました。
今までにもブログに書きましたが、
お迎えの話は、友達や妹に迷惑をかけたくないから断ろうかなと思っていました。
でも相手の方からせっかく言ってくれているんだから、
その言葉に甘えるのが礼儀かも・・・と思ったりもして迷っていました。
「自己暗示」視線の先には良い面だけを
わざわざお休みを振り替えて、電車でお迎えに来てもらうなんてしなくて良かったです。
結局友達は本心から心配してるわけではないのです。
いい人と思われたい気持ちが透けて見えてしまいました。
こんなこと思ったら友達に申し訳ないのですが。(友達、妹。ごめんなさい。)
友達にはしっかりとお礼を伝えて、この件を終わらせることが出来て良かったです。
やっぱり自分のことは自分ひとりで片付けるのが一番気楽でいいと思いました。
日帰りと入院。正直迷っていましたが、
今回のことがあって、もうお迎えは誰にも頼まないと決めることが出来たので
残るは自然と「入院」だけになりました。
優柔不断な私の気持ちを「入院する」方向に友達の言葉が導いてくれた。
無理やりにでもそう思えば心が軽くなったのです。
自分を上手に暗示をかけることに成功すれば、
あとは友達への「感謝」しか残りません。
こうなるともうメンタルトレーニングは成功です！！
嫌なことは「スルー」し感謝して終わらせよう
何事も嫌なことは「スルー」する力が大事だと思います。
自分がとても楽になるからです。
今回のことは、私もすぐ入院か日帰りかを
決められなかったことがダメだったんだろうと思います。
入院するかしないかをすぐ決めて
友達の申し出を受けるか受けないかをもっと早く返事すれば
自分も嫌な思いをしなくて済んだはずです。
何も頼まないうちに、早い段階で「休み振り替えたから迎えに行くよ」と連絡があったので
私自身その言葉を鵜呑みにし、油断してしまったんだろうと思います。
友達に対し少し幻滅を感じてしまったのは事実ですが、
それを友達に対して、言葉や態度に出さずに「スルー｣出来たことで、
今度は自分が楽になりました。
スルーって心の健康においてとても重要だと思います。
一度は公休日を振り替えてくれたことに対しては
感謝の気持ちを忘れずに
その後の今回の諸々は全部「スルー！スルー！」で
忘れようと思います！
