元旦に息子からお父さんから「来月末から大阪に住む」と聞いたよと教えてくれました。
「多分、お父さんは商売を始めるから、離婚するなら早いほうがいいよ」と。
それは商売が失敗する可能性が高いから
自己破産して家族まで被害を受けるんじゃないかと思っているから。
それから数日は夫の様子を見ていましたが、
昨夜、夫のほうからこれからのことを言い出してくれました。
夫の気持ち
家を出る
近々今の仕事を辞めて、来月末に大阪に引っ越す。
商売を始める
予想通りでした。商売を始めるそうです。
資金のことや、出店の場所など詳しいことは聞いていません。
私はそれらを知りたくないので。
夫の本心
60歳まで(残り数年です)お金を貯め続けて
たくさん貯まったらまたこの家に戻りたい。
だから頑張らせて欲しい。
私に対して恨んでもいないし、息子達を捨てる気は無い。
私の写真を肌身離さずずっと持っている。(これは結婚前からずっとです)
家族みんなでまた食事したりもしたい。
息子達の結婚費用を出したり私への恩返しをしたい。
主にはこういうことでした。
私の気持ち
夫は思ったとおり「そういう人」
今までもそうでした。
夫が仕事に関して何か言い出したら
それを最後まで我慢して諦めることは一度もありませんでした。
私は家庭の主婦として安定を望んでいます。
だから転職に関していつも反対して来ました。
転職はいつも失敗で、どんどん収入が下がり、
最後には(現職)月給の手取りが17万円賞与退職金なしとなってしまいました。
だからいつだったか2年か3年前に「眼鏡屋をやろうと思ってる」と言い出したとき
いくら私が反対してもいつかはやるだろうと思っていました。
そのときが来たと言うだけです。
でも、夫にも言いましたが
私は借金が大嫌いで住宅購入以外で借金をしたことがありません。
それはこれからも変わりません。
小さいメガネ屋だったとしても1千万円以上は借りないと無理なんじゃないかな。
金額は調べたこともないし私のただのイメージですが。
離婚への不安
離婚は怖いです。
夫のことは嫌だとずっと思ってきましたが、いざ実際別れるとなると不安は大きいです。
以前は経済的な不安が大きいと思っていましたが、
最近は自分の年齢も考えると、身体的な不安が大きくなって来ました。
これからは病気、体力不足による怪我、痴呆など。
それに伴う介護の必要等も考えると不安です。
それでも離婚する
でもそれでも別れようと思います。
夫が自己破産する可能性は高く、家やら貯金やら全てを失いたくないです。
そしてこれ以上不安な気持ちにもなりたくないです。
夫の商売がうまく行くのが確実なら別れないことも私の選択肢の中にありますが、
今まで長年不安定な暮らしを続けてきて
50代半ばにさしかかった今、これからもっと不安な毎日を送るのはもう懲り懲りです。
落ち着いた地に足の着いた、安定した気持ちで生きて行きたいです。
夫に対する気持ち 私の本音
夫に感謝している
私の人生は、転職癖が治らない夫に振り回されてきたと思っています。
私の性格は地道にこつこつタイプの典型で安定を望みます。
ステップアップ(収入増)の転職ならともかくも
夫は収入ダウンでも気にせずどんどん職を変わる人でした。
だから50代にしてバイト並みの17万円の給料になってしまったのです。
夫の展職歴はこちらの記事にまとめています。
↓
私も他の主婦さんたちのように、
頼りがいのある旦那さんに支えられて頼って甘えて生きる人生でありたかったです。
でもその夢は夫と結婚したことで打ち砕かれました。
ただ、それでも夫に対して恨みはありません。
夫は息子達が小さかったころ、とてもよく面倒を見てくれてよく遊んでくれました。
時々たこ焼きやお好み焼きを焼いてくれたり、みんなでバーベキューしたり、
お風呂のカビ取りをしたり、頼んだ家事は下手ながらもやってくれました。
あの人のおかげで子供をもうけることが出来たし、
大学にも行かせて良い会社に就職させることも出来ました。
家も買ってローンも終えることが出来ました。
夫の転職があまりにも頻繁にあり、
とうとう月給は手取り17万円で賞与も退職金も無い会社に入ってしまいましたが、
それでも働かない選択肢は夫には無かったし、
不器用な生き方しか出来ないけど、あの人はあの人なりに家族のために頑張ったんだと思います。
だから私は夫に感謝しています。
給料が17万円でもいいから、本当は今の会社で定年まで働いて
この家で4人仲良く暮らすことを望んでいました。
でも、借金だけは何があっても私は許せません。
今までコツコツ努力してきたものが一瞬で消え去る可能性があるのが借金です。
夫の商売がうまく行くように祈る
夫は一儲けしたい夢が捨てきれなかったのでしょう。
男としてその気持ちを持つことは悪いとは思わないのですが、
家族がいる50代男としてはあさはかで準備不足だとしか言いようがありません。
でも私は決して夫の不幸は望みません。
商売がうまく行くように祈ります。
夫はお金を貯めて60歳でこの家に戻ると言っていますが、
商売がそれほどうまく行くなら家に戻るわけが無いのも私はわかっています。
家に戻るならお金が無くなって困った時でしょう。
商売が繁盛しているなら60歳で辞めないでどんどん頑張って欲しいと思います。
夫が困るときが来たとして、
家に戻る許可を私が出すかどうかは今の時点ではわかりません。
でも家の名義も変えて生命保険も解約して
そして私達は一旦別れて
お互い別々に頑張って働いていくことになりそうです。
番外編※お互いに介護が必要になったら
もし私に介護が必要になったら、きっと夫は私を介護するでしょう。
夫とそういう約束をしているわけではありません。
根拠の無い自信です。
夫は私のことを愛しています。
夫がそれを言葉にするわけではありませんが、これは無言でも伝わってきます。
だから家の名義を私に変えて、年金分割もしてくれようとしているんだと思います。
そして今まで家族に迷惑かけた分、商売でリベンジしたいと思っているのでしょう。
それがどれだけ甘い考えかまでは分かってないのでしょう。
反対に私は「夫の介護なんて嫌だ!」と今は思いますが
もし将来そういうことになったら、知らないふりが出来るかどうかわかりません。
もちろんどちらが先に死ぬのかなんて誰もわかりません。
介護が不要なまま亡くなるのが一番いいと思います。
夫との夫婦生活は私の人生そのものでした。
夫婦とは何と複雑怪奇なもので、夫に振り回された私の人生も
それが今の私を作ったのには間違いありません。
前を向く!!
離婚は一般に不幸なことですが、私の心は穏やかです。
夫もそうだと思います。
私は夫と別れても、毎日パートで働いて、
時々は友達とランチしたり、美術館に行ったり
今年のハロウィンの時期にはUSJにも行きたいと思ってるし
息子達へおいしい料理も欠かさずしようと思ってるし
おしゃれもメイクも楽しんで、
夫の幸せをいつも祈りながら、今までと変わらず毎日を過ごそうと思います。
そのためには生活の基盤となる仕事を頑張るしかありません。
色んな手続きがあるので離婚はまだもう少しだけ先になりそうですが。