4月のある雨の日。[no_toc]
前から楽しみにしていた丹波市の黒井川の桜を見てきました。
丹波は神戸から車で行きました。
一人でのんびり。
私の下手な運転では片道2時間かかります。
以前丹波に行って以来、丹波が大好きになりました。
自然にあふれてとても素敵なところです。
観光がほとんど無いので人が少ないのも魅力です。
道路の渋滞も全くありません。
毎日の仕事に疲れた時など丹波をふと思い出して
「あぁ~また行きたいな」と時々思います。
今回またその夢がかないました♪
丹波 水分れ公園の桜並木
丹波の桜は水分れ公園からスタートしました。
「みわかれ公園」と読みます。
>> 水分れ公園wikipedia
川の水は途中で北向きと南向きに流れが変わりますが、
当然神戸では南向きに流れて瀬戸内海に流れ込んでいます。
丹波に着いて、
まず最初にその水が分かれている境界にある「水分れ公園」に行きました。
日本一低い位置にある分水の境界が丹波です。
とても広い駐車場には誰の車も停まっていません。
あー・・・この景色素晴らしい・・・♪
山にかかっている白い「もや」って言うのかな?「ガス」っていうのかな?
とにかくこの幻想的な水蒸気のようなものが大好きです。
これってなんて言うのかな?
神戸の山にはこういうのはあまりみかけません。
言葉にならないほど、こういう景色が好きです。
いくら歩いても誰もいません。
桜の樹はあまり大きくありませんが、
ちょうど満開の時期です。
とにかく誰もいませんでした。
自分だけの空間のようで贅沢な時間でした。
丹波 黒井川桜トンネル
さて次はナビを設定しなおして黒井川に向かいました。
水分れ公園からは15分ぐらいだったと思います。
ここ黒井川の桜は樹が古く、枝は全く剪定されていないのかも?
それが綺麗な桜トンネルを作っています。
雨が降っていたので長靴を履いて歩きました。
誰もいません。桜を独り占めしている気分です。
どの樹も枝が伸び放題なので、
重みで垂れ下がってきて、それが枝垂桜のような景色を作ってくれています。
素敵過ぎます。
幻想的です。
舗装されていない道は可愛いです。
絵本に出てくるような小道です。
土の道と雑草と、少し散った桜の花びらがとても美しいです。
こんな風景は私の自宅近くでは見ることが出来ません。
天気予報を見ると雨だったので
残念に思っていましたが、
かえって雨の日の方がこの丹波の桜トンネルにはぴったりな気もします。
大人な空間です。
反対に晴れた日はどんな景色になるのでしょう。
雨の日とは違って
晴れやかなにぎやかな雰囲気になるのでしょうか。
また是非晴れた日にも行ってみたいですね。
ちょうど満開でしたが、
散り始めた花びらが地面まで薄ピンクに染めてくれて
上を見ても綺麗、下を見ても綺麗。
両方堪能できる幸せな時間を持てました。
黒井川の桜がこれほど素晴らしいなんて・・・
丹波の宝物です。
私の50年以上の人生において
これほど素晴らしい桜は他に見たことがありません。
都会の桜も綺麗ですが、
やっぱり田舎の桜は、
桜のバックにある風景が合わさって美しさの度合いが全く違います。
枝も花びらも人間以上に、それを知っていて
よりいっそう美しさを放っているのでしょう。