知り合いのご主人が今年定年を迎えました。
今は同じ会社で60歳以上の継続雇用で働かれています。65歳まで働けるそうです。
ご主人は60歳で一旦退職金を受け取ったのですが
60歳以上は当然どこもそうですが給料が下がります。
ご主人の定年で突然生活が大変に
「生活が大変なので貯金から使ってる」とのことで、
突然「毎月の手取りが22万円になった」とあっさり教えてくださいました。
(関西の人は割とこういうことを隠さず言う人が時々おられます^^;)
奥さんの方は結婚当初からずっと専業主婦です。
同居している二人のお子さんたちから食費として一人15,000円ずつもらってるので
22万円と3万円を合わせて25万円。
そこからあと7年ほど住宅ローンが残っていて
ローンの金額は月に8万円でボーナス時30万円とのことでした。
ということは使えるお金は毎月17万円で、
ボーナスの金額は定年後まだ貰ってないから分からないけど
「ローンを払ったらとんとんかな」と言われていました。
定年までは普通に節約していたつもりで、贅沢はしてなかったはずとのこと。
定年までの手取りは知りませんが
定年と同時に突然使えるお金が17万円になったら誰でも足りなくなるのは普通ですよね。
貯金を下ろして生活されているのも納得です。
一般的にもそういうご家庭は多いと思います。
でも5年後には本当の定年がやって来て、
もしその後はパートで働いたとしてもボーナスは無くなります。
「あと5年以内には年金だけで生活する練習をしないと!」と、
その場にいたみんながアドバイスしていました。
ただ住宅ローンが終わったらその8万円はいらなくなるのでゆとりが出て来ると思います。
受給年金と今の手取りはそんなに変わらないんじゃないかな~と言っておられました。
その月給そのボーナスはいつまでもあると思うな
そのお話を聞いてわたしがまず思ったのは
夫の年収350万円だったころ払っていた学費は二人合わせて年間200万円以上だったから
それが今の気持ちのゆとりを生んでるのかなと。
あの頃はとても生活が苦しかったです。
その苦しかった時期に学んだのは
「その月給そのボーナスはいつまでもあると思うな!」ということでした。
いやもしかしたらそれでまでにもう分かってたんですね。
35歳のときに住宅ローンを組みましたが夫のボーナスが無くなる可能性を予想して
ボーナス払いは無しにしました。(月払いのみにした)
もっと若いころから夫を信用してなかった証拠ですね^^;
知り合いの場合はご主人が転職せずまじめにコツコツ同じ会社で働いてくれたから
奥さんが専業主婦でいられたし、退職金ももらえました。
わたしは退職金はもちろん無いし、年金も一ヶ月で割ると9万円あるかないかぐらいだと思います。
でも今と同じような生活を淡々と続けるだけで不安はありません。
医療費が高いのでそれだけでは足りませんが、一定額を死ぬまでいただける年金はとても有難いです。
定年によって突然収入が減ることは前もって分かってるし、
その後も年金生活に入ったら
働き続けない限りは一生のどこかで年金だけで生活しないといけなくなります。
だから準備は早くても早すぎることはありません。
もしわたしが老後の準備をしないままリウマチになって働けなくなったとしたら
今頃ものすごく焦っていたと思います。
あっそう言えば働けなくなった話ですが、この前ハローワークでマイページの登録をしてきたので
家に帰ってからも何回か座って出来る仕事は無いか検索してみました。
でもマイカー通勤がネックなのか、座って出来る仕事はその後も1つもありません。
この足で毎日電車やバスで通勤は無理なのでなかなか厳しいですね。
たまに出かける程度ならいいんですが毎日電車は難しいです。
だからやっぱり早めに老後を意識して準備してきて良かったな~とあらためて思っています。
ただその分、今60歳なのに80歳ぐらいの気分です^^;