何年も前から行きたいと思っていた兵庫県西脇市のコヤノ美術館に行って来ました!
この美術館は大阪に本社のある株式会社コヤノ(コヤノフロン)のもので
国の登録有形文化財に指定されています。
※入館料800円
約3000㎡の敷地に、明治23年に建設された母屋と、
応接間や書斎を備えた大正期のモダンな洋館、
昭和初期に建てられた接客用の離れ、土蔵が並んでいます。
貴重で珍しい木材、宮大工も感嘆する一級品の建築様式、体験可能な秘密の隠し部屋、
現在は作る事の出来ない手織り中継ぎ畳など、見る者を飽きさせません。
ちなみにコヤノ美術館は西脇と大阪にあります。(大阪はビルです)
念願の「西脇館コヤノ美術館」に行って来ました!
2年ほど前だったか友達の運転で
西脇市のヘソ公園に紅葉を見に行ったことがあったのですが、
その日は平日だったので、土日しか開いていないコヤノ美術館に行けずじまい。
今回は運転怖い練習の「認知行動療法」がてら自分で運転して行くことが出来ました^^
とは言ってもトンネルや高所の道路は無理なので、
普通の田舎道を前日までに頭に入れて(運転中にナビやスマホを見る余裕がない)行きましたが、
西脇は田舎で渋滞も無くすいすい行くことが出来て良かったです\(^o^)/
コヤノ美術館の駐車場は広いし無料だしいうこと無し!
ほとんど車も停まってませんでした。3~4台ぐらい。
立派な門構えの豪商の館です。
コヤノ美術館は金貸しと酒屋で栄えていた藤井家の持ち物でしたが、
館内を説明してくださったコヤノフロンの社長さん(社長じきじきに全館説明してくださいました)によると
藤井家の最後の方が未婚のままで家が途絶えてしまったそうです。
その後何十年も放置されて荒れ果てていた家をコヤノ社長さんが買い取って美術館にするため
リフォーム後にご自分のコレクションを展示されているそうです。
(ご自分で「若いころからコレクター」だと何回もおっしゃってました。
美術館のほかにコレクションを保管している6つの倉庫があるそうです。)
リフォームだけで何と!3億円かけたそう。
最初に見に来たときはあまりにも荒れ果てていて真っ暗で中にも入れない状態で、
中の古美術品などは全て盗難で失っていたとのお話でした。
でも立派な天井の梁を見てここを買うことに決められたそうです。
とにかく広い!豪華!
古いガラスがそのまま使われていますがどれもとても綺麗!
これはコヤノフロンで加工されている(コーティングのようなもの)からです。
この豪商の館が再生したのは、社長さんのコヤノフロンがあったからこそ。
おくどさん。置いてある台所品は社長さんのコレクション。
お風呂もトイレも複数あります。タイルが可愛いですね。
2階から見た風景が美しすぎてうっとり・・・こういうところで1年ほど暮らしてみたいです。
昔のベンツです。これも社長さんのコレクション。
わざわざクレーンで吊り上げて敷地内に入れたそうです。今も動きます。
(入り口からは入れることが出来ない)
ブラッドピットが乗ってそうな雰囲気です^^
車もコヤノフロンで加工してあるのでツルツルです。
あとがき
とにかく広いので他にも見どころがたくさんありました。
ただ自由に見るタイプではなくて説明する方に着いて行く方式なので
もうちょっとここを見たいとか、もう一度あそこを見たいなどは出来ませんでした。
(こっちから言えばできたかも?)
色んなものが雑多に置いてある美術館なので、ごちゃごちゃしたイメージはありました。
でも相当な数のコレクションが置いてあり、時々テーマを変えて展示品も変わります。
一番ワクワクしたのは、
女中さんの部屋の上にある隠し部屋にも上がらせてもらえたことです。
階段が細く急なので、男性の方たちは上がるのを止めておられたので
わたしを含め女性だけ4人で上がらせてもらいました。
もし公的な経営だったとしたら、
あの隠し部屋の階段は「危険」という理由で上がらせてもらえなかったのは間違いありません。
だからとても貴重な経験をさせてもらえて感動しました。
そして家に帰ってからコヤノフロンとコヤノ社長さんについて調べてみました。
この方です。写真もあります。
↓ ↓ ↓
一代で今の会社を築いた社長さんが説明してくださったのですが
にこやかな柔らかい雰囲気の普通のおじいちゃんに見えました。(お肌がきれいだった)
でもスゴい方なんですよ!!
その方が全部説明してくださるなんて有難い事です。
この館を建てた藤井さんもコヤノ社長さんも
現代人と違って昔の人はなんでこんなにスゴいんでしょう?!
ありがとうございました。とても楽しかったです♡
また紅葉の頃や桜の頃(すぐ目の前が川で桜の木がたくさんあった)に訪れようと思います。