私も昔は他人とのおしゃべりが大好きで、しょっちゅう長電話をしていましたが、
いつの頃からか、必要なことは話すものの、
意味の無いだらだらした会話が面倒になって来ました。
どうしてこうなったのか原因を考えてみることにしました。
無駄話をするほどの体力が無くなって来た?
確かに40代の頃と比べて、50代になると体力がかなり衰えて来る。
これは認めるけど、人と話す体力までも無くなったとは思えない。
私は元々人とおしゃべりするのが大好きな社交的な性格。
だから、若い頃から接客業を選んで働いてきたんだけれど、
お客様に商品のことを説明することは全く面倒とは思わないのに、
今は、スタッフ同士で仕事に関係ない無駄な話をすることに疲れてしまう。
休憩中はわいわい楽しく皆で話すのは楽しいけど
仕事中の無駄話には出きる限り全力で避けたいと思っている。
そもそも仕事中に私語で盛り上がってるって私には信じられない。
その辺りにこの問題の答えがあるのかな・・・
でもガチガチにまじめな性格ってことも無い。
私も「あぁ~今日は疲れてるから適当にちからを抜きつつ働こう」と思う日も有り。
性格の変化があった?
これはもしかしてそうなのかな。
いや考え方の変化なのかもしれない。
私は黙っているときがとても心地良い。
一人の時間が大好き。
無駄なおしゃべりをしていると時間内にやるべき仕事が終わらない。
仕事中は黙々とやるべきことをやりたいと思ってる。
限られた時間なので効率的に使いたい。
これはユニクロで働いていた頃、
「効率」効率」と毎日言われていたことなので自然と身に着いたのかも知れない。
でも無駄なおしゃべりだけが疲れるのかと聞かれれば、それは違う。
週に一度だけ30分間ほどずっとしゃべり続けないといけない仕事内容があるんだけど
それがとても苦痛。
少し黙っておきたいと思う。
これはどういうことなんだろう?
やはり話し続けるということは、50代の私にとって体力を使いすぎるのか。
自己主張する必要性を感じない
会話とは自己主張の場でもある。
聞き上手で相手の話を延々と聞くことに長けている人もいる。
でもほとんどの人が自分の話ばかりしているように思う。
自己を主張してるばかりにも見える。
夫を見ていると無駄に話ばかりしすぎる。
その中に自己弁護(言い訳)がたくさん含まれている。
仕事中に無駄話私語ばかりしている人を見ていると、夫との共通点がたくさんある。
だから私は嫌悪感を感じるのかもしれない。
私にもたくさんあるコンプレックス
私も若い頃はそうだったかもしれないけど。
でも今は自分を認めて欲しいという気持ちは若い頃よりずっと減ったように思う。
それは自分で自分を認められるようになったから。
もちろん私にもコンプレックスは人並み以上にたくさん有る。
50を過ぎる頃から自分でもはっきり分かる外見の老化がある。(悲)
これは美容整形でもしない限りどうしようもない現実。
そしてその衰えは今後もどんどん加速する予定。
結婚運にも恵まれなかった。
最良の伴侶とめぐり合えた女性をうらやましいなと思う私。
私の場合は、夫と別れた。
息子が結婚して家を出たら、私は生涯おひとりさま。
今まで色んな苦労があったので、やっと自分でも今までよく頑張ってきた!と
思えるようになったから悩んでもいない。
息子たちを上手に育てられたかと聞かれても自信は無い。
その頃は一生懸命子育てしたけれど、
もっと良い育て方が出来たんじゃないかと思うことも多々ある。
関西では有名な学校にも行ったし、昔は成績も良かったはずなのに、
年齢と共に記憶力や判断力なども衰え、
笑い話かと思うほど新しいことが覚えられない。
どんどん老化の一途をたどっている事が自分でもよくわかる。
でも、それでも自分で自分を認めることが出来るようになった。
若い頃はそれが出来なかった。
そんな私も自分に自信が出来てきた
他の人から見れば合格点に達してないかもしれないけど、自分は自分なりに毎日よく頑張っていると思う。
だから他人に向けて自分を主張しなくても
自分ひとりの時間をたっぷり楽しめるようになった。
それを寂しいとは全く思わない。
それより無駄話をするほうが嫌なのだ。
一人の時間がこよなく愛しい。
私は以前はとても泣き虫で
色んな原因があってほぼ毎日ひとり泣いていたっけ。
寂しさを埋めるために友達と長話したりしていたのかも。
でも今は、そういうことは一切無くなった。
何で今の私はこうなったのか?
これって50代以降にありがちな女性の男性化?
私って更年期世代らしく男っぽくなったの?
自信を持てるようになった理由
私は自分が強い気持ちを保ちながら働かなければ生きていけない。
収入の不安が大きい条件の中で生きているから。
自分が主になって働いて稼ぐ。
そう決めたことから肝が据わった。
一昨年は出来なかったので簡易式で済ませたけれど、その分たっぷり税金を払った。
昨年からはしっかり節税するために税理士に指導を受けながら複式簿記を勉強して青色申告できた!
節税のために確定拠出年金にも加入したり、ふるさと納税もした。
お金のことはよく分からない。
主人にまかせっきり。
世間の主婦はほとんどそう話すし、ご主人に甘えている可愛い奥さんは素敵!
でも私にはそう言える伴侶はいないから、自分で頑張るしかない。
そうしっかり思えるようになってから私は寂しさが無くなった。
頑張っている自分に自信が持てるようになった。
他人との無駄なおしゃべりをするぐらいなら仕事に没頭したい。
お休みの日は一人でドライブしたり美術館に行ったりが楽しい。
でもいつも一人かと言えばそうじゃなくて、
友達とランチしたり紅葉を見に行ったりもする。
たまたま明日は職場のお友達と夜ご飯に行く。
そのバランスが今の私にはちょうどイイ。
それなら他人とおしゃべりするのが少しぐらい面倒でもいいじゃない。
やっぱり私は仕事の時間は仕事に集中する。
それでいいじゃない。
おしゃべりに使うエネルギーを仕事に全て使う。
それでいいじゃない。
そうしたからと言って決して一人ぼっちにはならない。
同じように仕事に全力を注ぐ仲間がたくさんいる。
心はしなやかに。そして強く。
その源は自分の心の中にある。
人生いろんな衝撃が起こるもの。
そのたびに昔の私は泣いていた。
その悲しみを伝えるため、共感してもらうために他人とおしゃべりもしていた。
でも今の私はその衝撃を自分で受け流せるようになった。
そんな私は今の自分を幸せだと思っている。
そのままの自分を認める。
それが出来るようになれば幸せだと思えるようになる。