私が住む神戸には病院がものすごい数あるし、
足が悪いわたしならいつでも好きな時に好きな病院を選んで
先生の診断さえあれば
そこに毎週来られている義肢装具の会社に足の装具(例えば足底版やオーダーメイドの靴)を作ることが出来ます。
それが普通でしょ?
いつでもそういうことが出来るのが先進国である日本でしょ?
ぐらいにしか思ってませんでした。
でも・・・それは違うことをこの前初めて知ってひっくり返るほどビックリしました!
同じ兵庫県でも医療にここまで差があるなんて
いつでも希望の医療が受けられることを普通と思っていた
リウマチの人は手もそうだけど足が悪くなって普通の靴では歩けない人が多くおられます。
そんな時は整形外科に来ている義肢装具の装具士さんに測ってもらって
まずは足底板を作ってもらう人が多いと思います。
私も作ってもらったことがあります。こちらの記事です。
↓ ↓ ↓
リウマチの病院は週に一回。足の整形は週に3回。装具士さんが来られています。
そんな病院が家の近くだけでも無数にあります。
先生の許可があれば装具会社に直接行って足底板や靴を作ることも出来ます。
私も足底板の調節でポーアイの澤村義肢さんに行ったことがあります。
兵庫県の山間部は足底板すら作れる病院が無い
でも同じ兵庫県でも北部山間部では装具屋さん自体が整形外科に(ほとんど)来ないそうで、
足底板を作りたくても作れる整形外科がみつからないことを知りました。
大学病院の助教がおっしゃってたので間違いありません。
中北部以外にも姫路以西は装具屋さんはいるものの極端に数が少ないとか・・・
まさか!同じ県の中でそんな状況とは想像したこともありませんでした。
それを知ってひっくり返るほど驚きました。
後進国ならともかく現代の日本ではどこに住んでいても、
特に兵庫県程度の県なら県内のどこでも受けたい医療を受けられるのが当たり前と思ってたのです。
こんなに便利な兵庫県でこれだけから、もっと地方に行けばどうなるんだろ?
生まれた時から便利なところに住んできた私は
今自分が受けている医療が普通としか思ってませんでした。
そして今回は医療でそう感じましたが、
それ以外の例えば買い物や映画、交通の便、美容院やなど生活すべてに恵まれていたことを初めて知りました^^;
そう言えば亡くなった父の妹(80代)が私と同じでリウマチなのですが
足が悪くて父のお葬式にも来れませんでした。
少し歩くだけでも両側に1本ずつ(2本)杖をつかないと歩けません。
兵庫県北部に住んでおられます。
発症して2年で骨の変形が大きく進む病気ですが、
時代が時代だったので良い薬が無かったのだろうと思います。
でも北部は神戸や大阪と違い医療が進んでないことを知って、
もし父の妹が神戸に住んでいたら足に合う良い足底板やオーダー靴をいつでも作れるのに。
今更変形は治らないにしても、少しでも歩きやすくする手術も神戸なら最先端の手術が受けられます。
人はないものねだりなので、田舎の風景が大好きな私は田舎暮らしに憧れていましたが、
自分が今、何て幸せな環境で生きているんだろう!と思えるようになりました。
(もちろん今もこれからもずっと田舎は大好きです)
これも私が生まれる前に父が神戸の企業に就職を決めて田舎から出て来てくれたおかげです。
大昔の話ですが祖母の姉が台湾人の方と恋愛→結婚して台湾に住むようになりました。
その後子供が出来て、家族全員でアメリカに移り住み
祖母の姉が亡くなってからも今もずっとその一族はみんなアメリカで生活しています。
日本語や台湾語はもう話せなくて英語しか話せません。
同じ家系なのに片方はアメリカ。私たちは神戸。。。
アメリカ暮らしをいいな~と思ったこともありました。
でもこんなに便利なら神戸でぜんぜんいいやん!
日本中どこでも同じレベルの医療が受けられる時代が来て欲しい
ただせめて同じ日本の中ならどこに住んでいても
ほぼ同じ程度の医療が受けられる時代が来るといいなと思います。
そのために山間部の病院数は増えなかったとしても、オンライン診察もさらに普及して欲しいし、
義肢装具もそうだけど手術もそれ以外も、
どこでも高いレベルの医療が受けられるようにしてほしいです。
装具士さんが山間部の病院に行く回数は少なくても、
例えば月に1回は定期的に行くとかは出来るんじゃないのかな。
住んでいるところでこんなに差があるなんて不公平で納得いきません。
田舎は田舎の良さがあり、
神戸や大阪のような都会は都会の良さがありますが、
医療は平等であるべきなのになと思います。(仕方ない部分があるのは分かるけど)