私ぐらいの年齢になって来ると、
周りの人たちがどんどんお金持ちになって行きます。
政府の統計でもその通りの事が発表されているのを見たことがあります。
お金持ちと言う言い方は適当ではないかもしれませんが、
資産が増える理由は主に「退職金と遺産」ということのようです。
私の友達もついこの前まで「お金が無い」「欲しい物が買えない」「節約しなきゃ」と言ってたのに
遺産が入って突然海外旅行や習いごとを次々始めた人が何人もいます。
でも私には退職金は一円も無く、親からの遺産もお小遣い程度で遺産とは言えないような金額でした。
そんな状況なのに高額な医療費だけは一生続きます。
妹も同じように遺産はありませんが、旦那さんの退職金が入ってからすごい勢いで買い物をしています^^;
私もみんなのように退職金や遺産が入る人生でありたかったし、まさかこういう人生になるとは思っていませんでした。
遺産に関しては、私の両親もその両親から何もなかったので母が愚痴っているのをよく聞いたことがあります。
ただその年代の人は長男だけ全部もらう家が多く、次男より下だったり女の子だったりの場合は、
何ももらえない人も多い時代だったのでそれは仕方ないかもしれません。
両親は全て使い切る贅沢な生活をしていたので何も残りませんでした。
(父は誰もがよく知っている大企業で定年まで働いたし、それ以外に芸術関係の仕事もしていてそちらの方が収入が多かったので
普通の会社員の2倍以上の収入がありました)
そうは言ってももう今後誰かから遺産が入ることも無いし、退職金も当然入らないし、
母のように愚痴っても仕方ありません。
愚痴ったところで貯金が増えるわけでは無いし、それより私は前を向いて生きていきたいです^^
自分は自分の「ちから」で生きて行って、息子たちに一円でも多くお金を遺してやるのが人生最大の目標!
最近の物価高騰で先行きの不安はあります。
貯金も十分では無いし、65歳からの年金も月に9万円ほどです。
先ほど書いたようにた高額な医療費も一生続きます。
でも元夫から譲り受けたこの家があります。
家があればあとは食べて行くぐらい何とでもなります。
元夫には若いころから苦労をかけられましたが、その点ではとても感謝しています。
(家を譲ってくれたことを元夫から一度も愚痴られたことがありません)
年金と今ある貯金を使って、両親のように使い切るのもその人の人生。
その人が幸せであればそれで良いと思います。
でも私は息子たちにちょっとでも多く遺してやることが出来ればそれが一番の幸せです。
そのために質素な生活を送ることが私の幸せです。
病気になったことでちょっと人生計画が狂ってそこは残念ですが、病気になったことで学んだことも大きいし、
病気になったことでもう怖いものなし!みたいな気持ちになれたのも事実です。
同年代の周りの人たちが次々お金持ちになっていることをただ単にすごいなとは思いますが、もし私に大金が入ったとしても今の生活は変わらないでしょう。
海外旅行三昧しようとも思わないし毛皮や高級車が欲しいとは思いません。
もし大金をつかんでも、やっぱり息子たちに遺すために生活レベルは何も変えないのは間違いありません。(笑)