ウィンドウショッピングするつもりで、ぶらっと出ただけなのに・・・。
「今日は何も買わないつもりだったのに、
かわいい服があったので3枚も買っちゃった。」
そんな経験は誰でも一度や二度はありますよね。
人はなぜ衝動買いや無駄遣いをしてしまうのでしょう?
買ってすぐ後悔することもあります。
でも本当に欲しかったのでしょうか?
本当に欲しかったのは何だったのでしょう?
無駄遣いをやめたいのにやめられない理由
人はなぜ無駄遣いしてしまうのか 買い物の幸福感は長く続かない
予定になかったはずなのに、つい買ってしまった洋服や靴を開封した瞬間、
あのワクワクした気持ち・・・。
実はこれは脳の中でドーパミンという「嬉しいホルモン」が
一気に放出されている状態なんです。
買う行為そのものが一時的な高揚感を与えてくれる。
この状態を「ショッパーズハイ」と呼ぶことがあります。

ただ、残念ながら買い物で感じた幸福感は長く続きません。
数時間〜数日で元の状態に戻ってしまうことが多く、
早ければたった数分の場合さえあります。
すぐ「本当にこれ必要だったのかな」と後悔が湧いてくることが・・・。
私自身も深く考えず買い物して、
一回も着ないままクローゼットに入っている洋服があります。
その気持ちの正体は、寂しさや悲しみ、孤独感、不安などを埋めるために
お金を使って一時的に埋めようとする自然な人間の心理でもあるんです。
本当に欲しかったのは物ではなくて、それらを買った時に感じる「感情」なのです。
お金を使うときに、人は喜びや幸福感、優越感や自尊心を感じます。
でも買い物をしたことで得られる幸福感は、
自分が望んでいたレベルまで達しない場合も多々あるのです。
お金を使って得た幸福感が長続きしないのは、
心の底にある寂しさ、悲しみ、孤独感、不安の根本が解消されたわけでは無いからです。
その後、お金を無駄に使ってしまったことによる
嫌悪感や後悔の気持ちが湧き出てきて、
またその気持ちを埋めるためにお金を使ってしまいます。
多くの人が、このループに気づかずに繰り返しているようです。
これ等の、人間の心理を知っているだけでぐっと無駄遣いが減ります。
衝動買い・無駄遣いをやめる方法
それほど欲しい物では無いのに、
買い物に出て「あっこれ買おうかな」と思ったときは、
本当にそれが必要なのか、
それともお金を使うことで幸福感を得ようとしているだけなのか、
ひと呼吸して考えてみてください。
・本当にそれは必要ですか?
・今持っている似たもので代用できませんか?
・1ヶ月前に買ったものを思い出して、今でも嬉しくなりますか?
・このお金で経験(旅行・食事・習い事)に使ったら、もっと心が満たされそうな気はしませんか?
頭の中でこう考えるだけで無駄遣いがずいぶん減るはずです。
完全には無くならないにしろ、知っていると知らないとでは大違いです。

さらに衝動買いや無駄遣いを抑えるために、
私が実際に試して良かった方法をいくつか紹介します。
1. 24時間ルール
欲しいと思った商品はすぐ買わずに1日〜2日待ってみる。
2日も経てば「やっぱりいらなかった」と思うことがほとんどでした。
2. 欲しいものリストを作る
予定にないものが急に欲しくなったら
スマホのメモ帳などに書いておいて後日見直す。
ほとんどの場合、リスト入りしたまま自然に欲しい気持ちが消えていきました。
3. 現金だけを持っていく
クレジットカードやスマホ決済じゃなく、事前に決めた金額の現金だけ持ち歩く。
お金の重みを実感しやすくなります。
4. お店やネットショップを見る回数を減らす
差し迫った目的の無いウィンドウショッピングや、通知、メルマガをオフにする。
誘惑の入り口を減らすだけで無駄遣いは大幅に減ります。
5. 同じ使い道のものを手放してから買う
クローゼット整理のついでに
「新しい服を買うなら古いものを1枚手放す」などをルール化する。
6. 疲れているとき・ストレスが溜まっているときは買い物しない
HALT(空腹・怒り・孤独・疲労の頭文字)の状態では
特に衝動買いしやすくなるので家でゆっくりすることも大切です。
7. 会計前に最終チェック
カゴに入れたら一度立ち止まり、
「これを買った後、どうなるかな?」と自分に問いかける。
買っても結局ゴミになるものが、意外にとても多いことに気づきました。
これらを1つでもいいから取り入れると、無駄遣いが減っていきます。
経験は人の心を豊かにし幸福感が長く続く
買い物より経験で人は幸福に
それより同じお金を使うなら、経験することにお金を使いましょう。
旅行でもいいし、読書もいいですね。
習い事をしたり、お友達と美味しいものを食べに出かけてもおすすめです。
私のように絵画を見に行ったり、ドライブで遠出しても良いでしょう。

経験は人を豊かにします。
お金を使う行為は大きく3つに分けられます。
・消費:日常生活で必要なもの(食料や光熱費など)
・浪費:後で後悔しやすい衝動買いや無駄遣い
・投資:将来の自分を豊かにするもの(経験・勉強・自分磨き)
消費と浪費はなるべく抑えて、投資にお金を使うように意識しましょう。
特に衝動買いによる無駄遣いは、
ほとんどが「浪費」にあたります。
投資はいわゆる株などの投資もありますが、
旅行や読書、資格を取ったり勉強したり自分を高めるためにお金を使うことも投資です。
経験にお金を使うと、幸福感がずっと長続きしやすいのです。

実際に多くの人が「旅行に行った思い出」や、
「友だちと美味しいものを食べた時間」の方が、
洋服を買う行為よりも大きく心に残ります。
心理学の研究でも、経験を購入した人の方がモノを買った人よりも
満足感が長く続くという結果が出ています。
なぜなら、経験は後から何度も思い返せたり、
誰かと「覚えてる?あのときのこと」と共有したりできるからです。
思い出は色褪せにくく、アイデンティティの一部になっていくんですね。
経験にお金を使うと物欲が減る
もちろん、全部を経験に振り切る必要はありません。
「モノと経験の両方が得られるもの」
たとえば旅行先で買うお土産や、
趣味の道具などのように経験から生まれるちょっとしたものが
特に幸せを感じやすいという話もあります。
私も美術館に行ったあとで気に入ったミュージアムグッズを買うと、
両方の嬉しさが長く続いて幸せな気持ちになります。
経験にお金を使う投資の幸福度は、
物を買う幸福度と比較すると持続期間が圧倒的に長いのです。
私も以前はつい物を買ってしまうことが多かった時期もありましたが、
美術館や映画、ドライブ、習いごとなど
経験にお金を使うようになってから、
明らかに無駄遣いが減りました。
同じ金額を使っても、投資(経験)にお金を使うと幸福度が増し無駄遣いは減ります。
物欲が減った心は、何ともすがすがしくとても心地良いものです。
無駄遣いをやめたいあなたも今日から1つだけ試してみませんか?

