いま高額医療費のことが毎日のように話題になっていますが、
わたしの場合は持病の通院で毎回(2カ月おき)に高額医療費の限度額を超えるので、高額医療制度の恩恵を受けています。
この制度が無ければ病気やけがで働けなくなった人など、命に係わるほど困る人がたくさんおられます。
わたしも希望するとおりの治療を受けらることを有難く思っています。
もしこの制度が無ければ今と同じ治療(生物学的製剤の自己注射)は絶対受けられません。
でもこの治療のおかげで、元通りでは無いけどある程度普通に近い日常生活を送ることが出来ています。
不完全な「高額医療費制度」は謎過ぎる
同じ病気で紹介されて別の病院で検査しても高額医療費限度額の範囲に入らない
私が素人のため不思議に思うのが、例えば私の持病であるリウマチで他の病院を紹介されてMRIを撮った場合は同一疾患の高額医療制度の対象になりません。
(私が通院しているクリニックにはMRIが無い)
リウマチの検査でMRIしてもです。同一疾患の検査です。
”別の病院だと同じ病気で検査したかどうかわからない”と言った理由からそうなっているのですが、
紹介した方の主治医が同じ病気の検査にチェックを入れて
同じ高額医療の範囲に入るようにシステムを変更するだけで良いと思うのですが。
問題はそれだけではありません。
別々の疾患でも同じ病院で処方されれば同一疾患とみなされる
例えば私で言えば、リウマチクリニックで下痢の薬や保湿剤、そして気温が高くなれば多汗症の薬も処方してもらっています。
皮膚科の範囲であっても胃腸科の範囲であっても、
同じクリニックで処方されたものは全部がリウマチと一緒になって同一疾患の高額医療になるんです。
リウマチだけで限度額に達しているのに別の疾患まで・・・となると
計算はしていませんがかなりの金額を健康保険から負担していただいていることになるはずです。
下痢は続いていますが胃腸科はもう通院していません。
皮膚科は美容で通っていますが、皮膚科で保湿剤や多汗症薬を出してもらったら普通にお金を払うことになるし、わざわざ別の病院に行かなくて済むのでとても助かってはいますが、不思議な制度ですよね。
胃腸科の薬や皮膚科の薬が処方されても処方されなくても私が払う金額は同じなのです。
高額医療の限度額に達している場合はみんながこのようになるため、
これは違法でも何でも無く今の健康保険の決まりで誰もがこうなるし、
かかりつけ医がおられる患者さんも同じように一つの病院で全部処方してもらってる人はたくさんおられるそうです。
(例えばかかりつけ婦人科で風邪薬を出してもらう等)
でも私みたいな素人が普通に考えても頭の中は”はてな”でいっぱいになります^^;
同じ病気の範囲内でも他の病院の検査は別々の疾患と考えられていて、
同じ病院なら別々の疾患の診察や薬も、同じ病気と考えられている・・・これはちょっとどうなんでしょうね。
ただ一見別々の病気に思えても、同じ病気が元になってたくさんの症状が出ている場合もあるから
同じ医師が処方した薬は同じ病気と考えるのも理解はできます。
結局、答えがありそうで無さそうな難しい問題かな~とも思います。
親が使う目的で医療費無料のお子さんに処方してもらう人が多い
高額医療費の限度額が上がるのは仕方ない部分もありますが、
お子さんの医療費が無料だから子供に保湿剤(それ以外も)を処方してもらって
実はお母さんが使うこともよくあるそうです。
よく言われている外国人問題もあるし、
あとはそれぞれの病院の経営にも関わって来るし(湿布や風邪薬をドラッグストアでみんなが買ったら患者が減る)
問題は高額医療費だけじゃなくて健康保険制度全体にあるように考えています。
通院間隔を3か月ごとにして欲しい
わたしの希望は、慢性疾患で症状が落ち着いている人は大病院と同じで通院を最長3カ月ごとにして欲しいです。
1カ月ごととか2カ月ごとにしているクリニックがほとんどですが、
経営から見ればそうしているのは理解はできますが、
患者の負担や通院の手間、健康保険制度から考えてどの病院も規模に関わらず3か月ごとで良いと決めて欲しいです。
でもそうしてしまうと、患者側が払う診察代も薬代も両方安くなりますよね。
診察は回数が減るから金額が下がって当たり前だけど、
薬は処方の回数に関わらず同じ量を使うから結局健康保険からの負担がより増えてしまうのか・・・ん~患者からすれば悩ましい問題です。