私ももう50代半ばになってしまいましたが、
私の年齢の人は厚生年金部分の年金を63歳で受け取り始めることが出来ます。
昭和41年4月1日までに生まれた人は60代前半でもらえます。
私の場合、65歳までは今のまま厚生年金をかけた働き方をして
65歳からも働き続けるとしたら、
その後は働く時間を減らして年金はかけない働き方になる予定です。
でも世間でよく言われている「働いたら年金を減らされる」って私もそうなの?
手取りで毎月9万円ぐらいしか無い給料なのに、
そんなに少ない収入しかなくても年金は減らされるんだろうか?
減らされるとしたらいくら減るんだろう?
その答えは意外にも全てねんきんネットの中にありました。
受給年金を減らされてしまうかどうかをねんきんネットで確認する方法
年金と給料(厚生年金加入者)を合わせて28万円以上になると段階的に年金が減らされますが、
私の場合は給料よりも副業のほうが収入が多く、
幸いにも副業はこの28万円に加算されないので
今のところ満額いただけるはずです。(と、言っても金額はわずか)
標準報酬月額11万円の場合
1.まずねんきんネットにログインします。
(ねんきんネットの登録方法は今回は省略します)
2.ログインした後、そのままずっと下のほうまでスクロールすると
年金見込み額試算の項目があります。
そこから入って試算します。
3.私は質問形式で試算しました。
同じ働き方を続けるして考えて、給料も今のまま標準報酬月額110,000円です。
まぁ激安時給の企業なのでそれ以上上がることは無いでしょう。(汗)
64歳11ヶ月まで同じ給料が続くと仮定しました。
4.年齢のところを黒塗りにしても意味は無いんですが(汗)
私は63歳から65歳になるまで毎月10,091円、65歳から80,666円を毎月受け取る予定になっています。
ただ、年金分割をすることに決まっているのでこの金額はわずかながら増えることになります。
(金額の試算を年金事務所でしてくださるそうなので、
金額が分かったらまた記事にするかもしれません)
5.先ほどの年金見込み額の金額の左側に支給停止見込み額とあるのが、
「あなたは●●●●●円、年金が減らされますよ~」の表示です。
とても分かりやすいですよね!
私は今のままの給料が続いても受給年金が減らされることはありません。
給料も年金も少ないですからね。
年金見込み額左側の詳細をクリックして開いても同じことが書いてあります。
標準報酬月額29万円の場合
同じ試算のやり方で、
標準月額報酬を29万円として試算してみたら・・・
63歳から65歳まで17,633円の受給年金を全てカットされてしまうことが分かります。
65歳からはカットされる基準額が大きくなるので
よほど稼いでいる人じゃないと減らされませんが、65歳までは要注意ですね。
まとめ
これからは60歳を過ぎたからと言って自宅でのんびりする時代ではありません。
お金はいくらあっても邪魔にならないし、
お金だけじゃなくて、老後の健康や生きがいのためにも働き続ける人はどんどん増えてくると思われます。
働くことによって年金を減らされるのが嫌だな~。
でも結局はいくら減るんだろう?
そこの部分がよく分かってない人が大半ですね。
64歳までの在宅老齢年金の支給停止額基準は以下の通りです。
↓
基本月額と総報酬月額相当額の合計額が28万円以下の場合 全額支給
総報酬月額相当額が47万円以下で基本月額が28万円以下の場合
基本月額-(総報酬月額相当額+基本月額-28万円)÷2
総報酬月額相当額が47万円以下で基本月額が28万円超の場合
基本月額-総報酬月額相当額÷2
総報酬月額相当額が47万円超で基本月額が28万円以下の場合
基本月額-{(47万円+基本月額-28万円)÷2+(総報酬月額相当額-47万円)}
総報酬月額相当額が47万円超で基本月額が28万円超の場合
基本月額-{47万円÷2+(総報酬月額相当額-47万円)}
これを見てもよく分かりませんよね。(汗)
でもそういう時にこそねんきんネットを上手に使って、
将来自分が働き続けた場合、いくらぐらい稼ごうかな?という目安を知ることが大切です。