人は「本当に必要なもの」だけ買っている。そう思いますか?
衝動買いすることで心を満たせるのか
衝動買いで得るもの
その日、家を出る時には欲しいと思ってなかった可愛い洋服やアクセサリーを
ふらっと入ったお店で買ってしまったことは女性なら誰にでもあると思います。
(過去の)私も何度もそういうことがありました。
でもその時の私は、いま思えば
本当にその洋服やアクセサリーが欲しかったわけではありません。
そういう場合、その人が本当に欲しかったのはそれらを買ったときに感じる「気持ち」なのです。
お金を使うことで人間は
喜びや自尊心やパワーなどの感覚を感じることが出来ます。
お金を使うことで、不安を抑えたり寂しさむなしさを埋めたりもします。
でもほとんどの人は、お金を使ってしまった後で、
期待していたとおりの満足感を得ることが出来なかったと感じた経験があるのです。
衝動買いはストレスの悪循環を生む
お金を使って心を満たそうとしても、
元々心の中にあった不安の原因は解消出来たわけでは無いからです。
それどころか手持ちのお金が減って、新しいストレスが生まれる場合もあります。
そしてそのストレスがまた次の衝動買いにつながります。
「今買わなければもう二度と手に入らないかも」「自分へのごほうび」などど
正当化して衝動買いし、
買った後で我に返り現実に戻り、
クレジット会社から請求書が来て次の不快感が生まれます。
買物をした時の喜びはほとんどの場合短期間で終わり、次の不快感へとつながります。
つまり支出とは感情的な行動なのです。
考え方を修正する
私はこの一連の感情の流れに気が付いてから、衝動買いはほとんど無くなりました。
可愛いものを見つけたとき、「わ~これ買おうかな!」「欲しいな!」という感情は今でもしょっちゅうあります。
でも今はこう思う癖がつきました。
「今、これを買わずに帰ったとしても絶対に後悔はしない。」
「それより今これを買ったら、家に物が増えるしお金は減るしで必ず後悔するよ。」
そしてそう思って、買わずに帰って後悔したことは一度もありません。
本当に欲しいと思ったら、そのときはまた出直せば良いのです。
そしてその時買わなくても、同じような物、それ以上の物に必ずまた出会います。
必要な物と欲しい物は違うことを知る
私が本当に必要な物を買うときは、
家を出た時点から「今日は○○○を買おう」と思って出かけているので
前もってよく比較してじっくり考えて買っています。
衝動買いと必要な物を買う、それらの違いは
家を出る時点でそれを買おうと思って出かけたかどうかの基準で判断しています。
家を出る時点で「今日は買おう」と思ってなかったものを買うことはしないようにしています。