人は何故いらない物を買ってしまうのでしょう?
本当に欲しかったのは何だったのでしょう?
買い物する事で得た幸福感は長続きしない
ちょっと出かけるつもりで街に出ただけのはずなのに、
つい買ってしまった洋服や靴。
本当に欲しかったのは、それらを買った時に感じる「感情」なのです。
お金を使うときに、人は喜びや幸福感、優越感や自尊心を感じます。
寂しさや悲しみ、孤独感、不安などを埋めるために人はお金を使うことがよくあります。
でもそれらを感じられるのは、残念ながら短い期間です。数分の場合さえあります。
そして、買い物をしたことで得られる幸福感は、
自分が望んでいたレベルまで達しない場合も多々あるのです。
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お金を使って得た幸福感が長続きしないのは、
心の底にある寂しさ悲しみ孤独感不安の根本が解消されたわけでは無いからです。
その後、お金を無駄に使ってしまったことによる嫌悪感や後悔の気持ちが湧き出てきて、
またその気持ちを埋めるためにお金を使ってしまいます。
これ等、人間の心理を知っているだけで、無駄遣いが減ります。
それほど欲しい物では無いのに、買い物に出て「あっこれ買おうかな」と思ったときに、
本当にそれが必要なのか、
それともお金を使うことで幸福感を得ようとしているだけなのか、
一呼吸して考えてみてください。
ただそれだけで無駄遣いがずいぶん減るはずです。
完全には無くならないにしろ、知っていると知らないとでは大違いです。
経験は人の心を豊かにし幸福感が長く続く
それよりももしお金を使うなら、経験することにお金を使いましょう。
旅行でもいいし、読書もいいですね。
習い事をしたり、お友達と美味しいものを食べに出かけても良いでしょう。
私のように絵画を見に行ったり、ドライブで遠出しても良いでしょう。
経験は人を豊かにします。
お金を使う行為には3つあります。
消費と浪費と投資です。
消費と浪費は抑えて、投資にお金を使いましょう。
無駄遣いは消費と浪費ですね。
投資はいわゆる株などの投資もありますが、
自分を高めるためにお金を使うことも投資です。
資格を取ったり勉強したりするのも投資です。
先ほど書いた旅行や読書も投資です。
経験にお金を使う投資の幸福度は、
物を買う幸福度と比較すると持続期間が圧倒的に長いのです。
同じ金額を使ったとしても、投資にお金を使うと幸福度が増し無駄遣いは減ります。
物欲が減った心は、何ともすがすがしくとても心地良いものです。