週刊女性に「 手指の不調は女性ホルモンが原因だった!!」のタイトルで
40代以降の手の悩みが詳しく紹介されていました。
今回は指の変形で悩んでいる知人の話も交えながら、
その内容を適宜引用させていただきながら紹介しようと思います。
※週刊女性2018年6月12日号出典
ヘバーデン結節ブシャール結節ばね指等 症状別チェックシートと治療法
週間女性を読んでいらっしゃらない方のために、症状による病名(可能性)をまとめてみました。
ばね指の可能性あり
エストロゲンの急激な減少から起こる。
指が腫れてきて動かすと引っかかるような感じがする。
指を動かすとカクンと音がする。親指・中指・薬指に多い。
進行すると曲がったままに。
治療⇒ステロイドの局所注入、腱鞘切開手術
ヘバーデン結節の可能性あり
更年期以降に発祥しやすい。エストロゲンの急激な減少。
指の第1関節が横に曲がってきた、痛みや腫れがある。
指の第一関節に水ぶくれのようなものがある。
治療⇒テーピング、ステロイド注射、変形がひどい場合は関節固定手術
ブシャール結節の可能性あり
更年期以降に発祥しやすい。エストロゲンの急激な減少。
指先から二番目の関節が膨らんできて指が曲げにくい。
グーパーの動きがやりづらい。
治療⇒抹消循環改善剤内服、消炎鎮痛剤塗布、ステロイド注射、変形が高度な場合は人工関節置換手術
母指CM関節症の可能性あり
更年期以降に発祥しやすい。エストロゲンの急激な減少。
親指の付け根が痛くて瓶やペットボトルの蓋を開けられない。
物をつまむ動作に支障がある。
親指の付け根CM関節が変形亜脱臼していく。
治療⇒抹消鎮痛剤投与、固定装具、ステロイドの関節内注入。
変形が進行したら人工関節置換術。
毛根管症候群の可能性あり
妊娠時や授乳期、閉経前後に発祥しやすい。
親指から中指、手の平にかけてしびれる。特に明け方に強くなり目が覚める。
神経麻痺が起こる。
手を振るとしびれが軽くなるように感じる。
親指の付け根の筋肉が痩せてきてボタンをかけたり細かいものを持ちにくくなった。
治療⇒初期ならビタミン剤の内服、ステロイド剤の局所注入。
改善無い場合は手術。
ドケルバン病の可能性あり
エストロゲンの急激な減少から起こる。
手首の付け根や親指側が腫れて親指動かすと痛みがある。
親指を内側に入れて握り拳を作り手首を曲げると痛みがある。
治療⇒包帯などで親指の動きを制限するだけで効果あり。
麻酔薬と混ぜたステロイド剤の注入も効果的。
あなたの手指の痛み変形しびれはエストロゲンが大きく関係しているかも
手指の悩みで受診する人のほとんどは更年期以降の女性
私の周囲にも指が曲がってしまって大変な状態になってしまった人が複数います。
病院に行っても「使いすぎ」とか「老化」とか言われて、痛みを我慢しながら諦めているようですが、
最近の医学で分かってきたのは
その悩みが女性ホルモン・エストロゲンの減少に深く関わっているということ。
つまり更年期症状の一種の可能性が高いのです。
私の知人の一人は最近病院で「リュウマチ」と言われて
詳しく検査したら全く違っていたそうです。
リュウマチの話は出ても、更年期の話はお医者さんから全く出なかったそうです。
しかし、指の痛みや変形の原因がホルモンに関係していることは、
最近では私のような一般人でも知っています。
結局その知人はリュウマチと言った病院をやめて、あらためて診てもらった婦人科で更年期の治療を始めました。
手指の悩みで実際に病院を受診する患者さんの9割が女性なんです。
その中でもほとんどの方が更年期以上の年齢。
週刊女性でそう語るのは四谷メディカルキューブ 手の外科マイクロサージャリーセンター長の平瀬雄一先生。
手の外科では第一人者です。
平瀬先生は手の指の悩みを放置したままにしていると、
60代以降に指の変形が進み、悪化すると警告を鳴らしています。
手の外科治療の第一人者医師が勧めるセルフケア「痛み腫れが気になり始めたらエクオール」
平瀬先生は、自覚症状があるならまずセルフケアが必要と言われています。
手指の痛みなどの悩みを予防できるのは「エクオール」。
先生の外科でも2年前から外来でもエクオールでの治療を始めているそうです。
エクオールはサプリメントとして市販されているので、
痛みや腫れが気になり始めたらまず飲んでみることを勧めておられます。
以前私も東京新聞の記事から手指の悩みとエクオールの効果について記事を書いたことがありましたが、
東京新聞によるとエクオールを服用してたった3ヶ月で効果が表れたとありました。
こちらの記事ですね。↓ ↓
平瀬先生お勧めセルフケアについての週刊女性の記事は、
次のブログ記事でまとめることにします。