「贅沢はしてないのにお金が貯まらないのよね。」
「収入は少なくないのに家計が厳しいわ。」
そういう悩みを持っている人って意外と多いですよね。
このような不安が起きる人は蓄えの少ない人に多く見られます。
収入が少ないゆえの悩みでは無く、蓄えが少ないから悩むのです。
年収別 貯金が無い人の割合
年収300万円未満だと貯金ゼロの人は42%。
300万~500万で31.6%。
750万円~1千万円でも11.2%が貯金ゼロです。
年収1000~1200万円未満でも13.5%がゼロで、
1200万円以上でも11.8%の人が貯蓄がありません。
信じられないような結果ですが、
これは金融広報中央委員会による調査結果です。
多分、私の親しい友人もそんな状態じゃないかと予想しています。
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貯蓄が無くても収入が多ければ、
当面は生活に困りませんが、
何か突然大きいお金が出て行くような出来事があれば
急に家計が回らなくなってしまいます。
そういう人は突発的に何かがあればお金を借りようとします。
貯金が出来ない人が、利子まで加わった借金を返すのには相当な苦労やストレスが伴います。
またその借金返済のために新たな借金をしないといけなくなるかもしれません。
20代の頃のお金の使い方が一生続く
人間はよほどのことが無い限り、20代の頃の経済観念が一生続くと言われています。
バブル時代を生きた私のような50代は、
あの頃の消費の楽しさを忘れることが出来ません。
毎年何万円も基本給が上がるのが普通でしたし、
男性で軽自動車に乗っている知り合いは一人もいませんでした。
20代でも多くの人はクラウンやセドリックなど高級車に乗っていました。
私は何度もの夫の極端な減収があったので、
それによって幸か不幸か、お金に対する考え方を大きく変えざるを得ませんでした。
それがとても大きい人生の勉強になりました。
今は小さく暮らすことにストレスは感じていません。
ポイント欲しさ、おまけ欲しさで買い物したりしません。
出来る限りクレジットカードを使わないで現金で支払うようにしています。
あの頃のように給料は上がらないにしても、
バブル世代の人は、今も惨めな自分を人にさらしたくないので、
生活レベルを落とすことが出来ない人が多いようです。
しかし経済の変化でボーナスが減ったり、無くなったり、
失職する人もいます。
我が家も、度重なる夫の転職で新婚時代より収入が減りました。
離婚した今の私は本業と別に二つの副業を始めることにしました。
そうしないと生きていけないからです。
まずは一年分の給料と同額の貯金を目指そう
また、50代だと、もうお子さんが社会人になっている人が多いでしょうが、
それは私のように20代半ばで出産した人の場合です。
今はどんどん晩婚化が進んでいるので
50代になってもお子さんが中高生ぐらいの人も増えているでしょう。
小学生の人もいるかもしれません。
学校の費用以外にも、習い事や塾代も必要だし
そのお子さんが大学に行くころには借金をしなければ立ち行かなくなります。
孫が出来る年代になれば、子や孫への援助をしたい人も増えて来ます。
お金はいくらあっても充分ということはありません。
最初に書いたように1000万円以上収入があっても貯金が無い人も多くいます。
経済的な不安はある程度の蓄えがあれば解消できます。
不安が少なくなる貯金の金額は給料の1年分と言われています。
万が一失業しても雇用保険と合わせて1年半持ちこたえられる金額です。
生活には困ってないけど貯金が少ない人に必要なこと
こつこつ貯金して
具体的にまずは給料の1年分の貯金を作りましょう。
貯蓄の出来る家計を目指しましょう。
貯金が増えて家計が安定すると、
不安も小さくなり、バブル世代特有の見栄のためにお金を使うようなことが無くなります。
自分にとって本当に必要なものや、
良い物を大切に長く使うことの大切さがわかるようになります。
良い物を大切に使えば、どんどん新しい物を買って使い捨てするようなお金の使い方が無くなります。
その結果、買い物の頻度が少なくなり
無理せず自然とお金が貯まるようになります。
物を消費するよりも、
習い事や旅行など自分自身への投資に使うお金の余裕が出来、
豊かな人間性を身につけられるようになります。