先月住宅ローンを完済したので、
抵当権抹消の手続きを自分でやりました!
普通、抵当権抹消は司法書士にお願いするようですが、
平均で2万円かかる話を聞いたので
それならば自分でやってやろう!と50代主婦の私が勇気を振り絞って(←おおげさw)
自分一人で書類を作って法務局に行き、
無事登記が完了したのでその体験談を記録としてここに書こうと思います。
普通の一軒家(家と土地1筆)の場合、自分でやればその費用はたった二千円の収入印紙代だけ
(法務局への交通費別途)で済みます!
思いのほか拍子抜けするぐらいにとても簡単なので、
チャレンジ精神旺盛な方!
ぜひご自分で手続きすることをお勧めします!
手続きに必要な書類のほとんどは、ローンの完済後放っておいても銀行から送られてきます。
自分で作る書類はたったの1枚!
しかも厳格に守らねばならぬような書式がしっかりあるわけではありません。
それなら自分で出来るかも?とあなたも思いませんか?
私もそう考えて自分でやることにしましたよ♪
主婦の私でも自分で出来た!抵当権抹消手続きとその流れ
法務局へは絶対に絶対に必ず予約して行こう!
最寄の法務局はココから調べることが出来ます。
>> 法務局 Wikipedia
私の場合はひとり30分の枠が設けられていました。
予約は当日の朝、電話で行いました。
予約無しでは、よほどの閑散期(そういうのがあるかどうか知りませんが。汗)じゃない限り無理かもしれません。
予約していけば待ち時間は全くありませんでした。
手取り足取り、書類の書き方を教えてくれます!
自分で作って行った書類の間違いも全て訂正指導してくれます!
自分で作る書類はたったの1枚だけ!
ローンを完済したら、放っておいても銀行から色んな書類を送ってきてくれます。
それ等以外に抵当権抹消の手続きに必要な書類は
自分で作るたった1枚だけです。
銀行によってその書類の名称は違うようですが、
我が家に送られてきた書類を参考までに紹介しておきますね。
銀行から送られてきた書類
包括委任状・会社法人等番号のお知らせ
登記識別情報→封筒に入って封がされています(開封せずそのまま法務局へ)
受領書・返信用封筒
自分で作る抵当権抹消登記申請書
抵当権抹消登記申請書は法務省HPからダウンロード
法務省の16番抵当権抹消登記申請書から
書式をダウンロードして書き込みます。
こちらのページの16番の抵当権抹消登記申請書です。
手書きでもワープロでも何でも良いそうなので、
私はパソコンのメモ帳を利用して作成しました。
ネットで色々情報を得て、自分なりに書類を作って持って行きました。
でも間違えている箇所が何箇所もあって、
それらを丁寧に全て鉛筆で訂正してもらって、別のテーブルで同じ用紙に2本線と印鑑で修正し提出しました。
ちゃんとそういうテーブルが設けられていました。
間違いやすい箇所
正しく修正したものの写真を撮るのを忘れたので、自分の記憶によりますが、
間違えやすい箇所を赤字で紹介しておきます。
※1.例えば下の書類の2番目の項目はネットの情報によれば解除となっていたので
解除と書いていったのですが、我が家の場合は放棄と書かなければいけないそうです。
そういう風にそれぞれの家によって違うと思いますが、
間違えていても法務局で教えてくれるので安心してください♪
登 記 申 請 書
登記の目的 抵当権抹消(順位番号後記のとおり)
抹消する登記 抵当権が設定されたの最初の日
原 因 平成××年 ×月 ××日※1.放棄
権 利 者 夫と私の共有名義なので二人の住所と氏名を書く
義 務 者 ローンを組んだ会社の住所と企業名 会社法人番号も書くこと
添付情報 (これは私が添付した書類の名前です。
人によって添付書類は違うと思いますが
ローン引き落とし口座のある銀行の法人番号も必要でした)
登記識別情報 会社法人等番号 委任状
登記完了証 抵当権放棄証書 抵当権設定契約証書
××××包括委任状 銀行の会社法人番号も書くこと
平成××年 ×月 ×日 申請××地方法務局
申請人兼義務者代理人 手続きに訪れた人の氏名
連絡先の電話番号 手続きに訪れた人の電話番号
登録免許税 金2,000 円
不動産の表示
不動産番号 ×××
所 在 ×××××
地 番 ×××××
地 目 宅地
地 積 ×××××平方メートル ㎡じゃなく平方メートルと書くように言われました。
(順位番号 ×番)この番号は銀行から来た書類の中に書いてありますが
封がされているので自分で開封することは出来ません。
法務局で係りの方が目の前で開封、確認してくれて番号を教えてくれました。
不動産番号 ×××
所 在 ×××××
家 屋 番 号 ×××××
種 類 居宅
構 造 ×××××
床 面 積 1階×××平米 2階×××平米 1階と2階それぞれ別々平米数を書くこと。
(順位番号 ×番)この番号は銀行から来た書類の中に書いてありますが
封がされているので自分で開封することは出来ません。
法務局で係りの方が目の前で開封、確認してくれて番号を教えてくれました。
法務局に持っていくもの
1.完済後、銀行から送られてきた書類全て
2.自分で作った抵当権抹消登記申請書
3.ペン(持っていかなくても法務局にありますが)
4.定規(法務局にはありませんでした)
修正するときに2本線を引きますが綺麗に線を引きたい人用(大雑把な私は定規不使用)
5.印鑑(認めでOK)
6.収入印紙代
当日少し困ったこと2つ
前もって調べておこう銀行の企業番号
銀行からの書類に銀行の企業番号は無かったし、
ネットの情報でも銀行の番号まで必要だと書いてあるのはみつからなかったので、
調べて行っていませんでした。
仕方なく席を外して、銀行に電話で確認し記入しました。
すぐ教えてもらったので助かりましたが、そこで手間取る場合もあるかもしれないので
念のために前もって調べてメモしておいた方が良いかもしれませんね。
包括委任状はコピーしておこう
銀行からの書類の中に、ファイルにはさまれた「包括委任状」が1通あったのですが、
これは抵当権抹消の手続きが完了したら銀行に送り返さないといけません。
そのためコピーが1通必要だと言われ、近くのコンビニにコピーに行きました。
近くと言っても少し距離があり、当日30度ほどの暑さの中歩くのが大変だったので
前もって知っていたら自宅でコピーして行ったのに・・・と思いました。
当日、少し困ったなと思ったのはこの2点だけでした。
間違えていた書類も係りの方の指導で修正して提出完了!
住宅ローン完済から、自分でやった抵当権抹消完了までの全ての流れ
2017年4月6日 住宅ローン引き落とし口座がある銀行に電話で完済希望の旨伝える。
↓
同日 銀行から連絡有り。(以下その詳細)
我が家がローンを組んでいた年金福祉事業団の住宅ローンは今はもう無い制度で、
今は、独立法人 福祉医療機構となっていて
代理人としてSMBCが引き継いでいる。
SMBC債権回収株式会社 電話代表番号は06-4704-2192
↓
同日 SMBCに電話で完済を受け付けてもらう。
↓
4月末 4月分(住宅ローン最後の分)引き落とし。
↓
5月9日 残金を計算後、完済金計算書(我が家の場合2,091,266円でした)振込用紙などを
SMBCから自宅に発送してくれる。
↓
郵送されてきた書類に記名捺印などして返送。
返送したものは繰上償還申請書と完済書類受領書の2枚でした。
↓
期日(我が家の場合5月19日)までに残りのローン金額を全て振り込む
5月12日に三井住友銀行窓口で振り込み完了。
↓
6月8日 最寄の法務局に出向いて抵当権抹消の手続きをして来ました。
12日の午後までに電話が無ければ、
提出した書類に不備が無く受領してもらえたということなので、
最短で13日に電話で「登記が完了したかどうか」問い合わせて
完了していたら13日以降いつでも良いので書類を受け取りに行くこと。
↓
6月9日 加入していた損保から「火災保険証券」が届く。
質権が抹消されたら、加入当初から預かってくれていた証券が返却される模様。
このまま満期まで保管してくださいと書いてありました。
↓
6月12日 損保(火災保険)から質権抹消の連絡が郵送されてくる。
↓
6月13日 法務局に「無事、抵当権抹消手続きが完了したかどうか」電話で問い合わせ、
完了したことをお聞きしたので
同日、法務局で登記完了証と8日の日に提出した書類(の一部)を受け取って来る。
↓
その後早めに、ローン引き落とし口座のある銀行に書類を返送する。
↓
6月15日 損保から火災保険の現在の契約内容と事故が起きた際の緊急連絡先が記載された書類が届く。
以上
自分で簡単に出来た抵当権抹消のまとめと感想
私が法務局に行ったのは6月8日で、12日中に電話が無ければ登記が完了したことになり、
13日以降にまた法務局に電話で完了したかどうか確認するように言われました。
完了した場合は、13日以降に
登記完了証と8日提出した書類の一部返却分を受け取りに行かなければなりません。
結局法務局には最低2回出向くことになり、費用は二千円と交通費です。
司法書士に払う2万円ほどの費用と天秤にかけて、
時間が無い人や2度も法務局に行きたくない人は
司法書士にお願いすれば楽チンですね。
安い場合は1万円台でも司法書士さんがみつかるそうです。
私はやったことの無い事柄の体験に興味があったし、
お金の節約にもなるし、
自分への自信&ボケ防止にもなるので自分でチャレンジしてみました!
実際はとても簡単だったので、色んな人にお勧めしたいです!
住宅ローンを組んだ当初は25年ローンで申し込みました。
今まで何度もの繰り上げ返済をし、最終的に19年で完済することが出来ました。
短縮された6年分+抵当権抹消費用で浮いたお金は
老後資金としてしっかり貯金して行きますよ!(笑)
■□■抵当権抹消について何か本を参考にされるなら抵当権抹消に触れられている本も参考になるかと思います。
ただ私は本は1冊も買わず法務局で教えてもらった通りにやりました。
後日、家の名義変更も自分でやりました
その後、夫婦共有名義だった家を私ひとりの名義に変更しました。
今回も自分でやりましたが、これまたとても簡単でした。
この流れも記事にしていますので、併せてどうぞ。↓