これから入院する予定のある方や、
歯の治療など医療費が高額になることが前もってわかっている場合、
是非、限度額認定証を申請しましょう。
限度額認定証で支払う治療費を抑えることが出来る
支払う金額は同じでもその内容には大きい違いが
日本には高額療養費制度があり
一定の金額以上は治療費がかからないように出来ていますが、
高額療養費の場合、一旦全額払っておいて後ほど限度額との差額が戻ります。
一般的な会社員が
もし手術などして30万円かかったとして、
限度額は区分ウで9万円とします。(差額ベッド代食事代等別途)
限度額認定証を前もって受け取っていない場合、
一旦30万円を払っておいて
その後高額療養費を申請して、その数ヵ月後に差額の21万円が戻ることになります。
限度額認定証を前もって受け取っていた場合、
限度額の9万円以上は払わなくて済みます。
21万円の差額は払わなくて良いのです。
結果的に支払うお金は同額なんですが、
この場合差額が21万円なのでそれほど大金ではありませんが、
もっと差額の幅が大きい場合(例えば100万円とか)立て替えるのが大変な場合があります。
これは一ヶ月単位の話なので、
翌月に治療がまたがった場合、立て替える差額が2倍になることもあります。
私も口腔外科に2度入院しましたが、
入院が決まったらすぐ職場に限度額認定証を申請し
入院までに受け取ることが出来ました。
入院の月またぎは損をする
入院が翌月にまたがった場合、
限度額も2つにまたがってしまうので、
出来るだけ同じ月に治療が終わるようにすれば負担が少なくて済みます。
病気や怪我によって仕事を休んだ場合、
のちほど給料の6割ほどの傷病手当金が下りますが、
実際に手元に受け取れるのは退院後50日前後経ってからでした。
その流れを詳しくこちらの記事にまとめました。
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収入が途絶えた上に、高額な医療費を支払うのは本当に大変です。
是非入院前に限度額認定証を申請しましょう。
限度額認定証の申請はこちらから
中小企業にお勤めの場合はコチラの協会けんぽから申請できます。
夫もこちらから申請しました。
私の場合は勤務先の健康保険組合があるので、
そのページから申請用紙をプリントアウトして記入後、会社にお願いしました。
健康保険組合のある企業にお勤めの場合は、勤務先から申請です。
50代以降は医療費介護費に重点をシフトする
ここ数年だけで夫の2度の入院と腹部大動脈瘤の手術、
私の口腔外科での2度の入院。
そして今は実家の父の胆管癌による入院手術。
それらを体験して思うことは、ある程度の年齢になれば高額な医療費が必要になってくるということです。
私は以前保険無料相談を利用させていただいて、
社会保険制度と医療費や保険の基本的なことをしっかり頭に入れることが出来ました。
FPさんがとても丁寧にたくさんのことを説明してくださったおかげです。
そのときのことはこちらの記事にまとめています。
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私も50代半ばに差し掛かり、
今まで学費や住宅購入費に重きを置いてきましたが、
これからの人生を考えると医療費と介護費に重点をシフトしないといけない年齢になってきたことを実感しています。