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「江戸の戯画」大阪市立美術館は混雑無しだった 世界初9図揃った「国芳の金魚づくし」を見てきました

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大好きな歌川国芳の浮世絵。
世界初、全九図揃った「金魚づくし」を2回(も)見てきました!

大阪市立美術館 

神戸に来る浮世絵は時間が許す限り観に行くことにしていますが
大阪まで行ったのは今回初めて。

美術館の正面からは通天閣がよく見えます。

通天閣

特に気に入った美術館展は2回見に行くこともあります。
以前神戸に来た通称「くにくに展」俺たちの国芳 わたしの国定も2回行きました。




国芳の絵はあまりにユーモラスで思わず笑ってしまうものばかり。
日本の漫画やアニメの原点はここにあると私は信じて疑いません。

今回またその国芳の浮世絵が大阪に来ることをコマーシャルで知って、
金魚づくしが9枚揃う前半に必ず行こうと決めていました。
後半はその金魚づくし、少し枚数が減っているそうですね。

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混雑や行列は無し

パンフレットとチケット

さて浮世絵好きの人が気になるのはその混雑ぶり。

最も混雑するのは北斎

特に最も長い行列ができるのは葛飾北斎展。

今回のように、北斎の名前が入ってないタイトルの展覧会はそう行列はありません。
(あくまでも私の経験上)

しかし、展覧会自体のタイトルに北斎の名前が入っているものはどれも大混雑です。

北斎は絵がとても小さいので、至近距離からしか見えず、
みんなが立ち止まってなかなか進まないこともその原因でしょう。

北斎の浮世絵が、神戸に来た時も大阪に来た時もその行列はものすごいものでした。

今回の北斎は主に北斎漫画だけだったこともあり、
行列はできていませんでしたが、
私のように国芳にハマっているという人も多いでしょう。

今回の大阪市立美術館の江戸の戯画展の混雑ぶりはどうだったでしょうか?

GW最中でも行列は無かった

1回目はゴールデンウィーク真っ最中の木曜の閉館1時間前に到着。

2回目はその翌週の木曜平日の午前中に到着。

2回共に、ある程度の混雑はあったものの、北斎ほどの行列はありませんでした。
昨年、この大阪市立美術館からすぐ近くのあべのハルカス美術館で開催された北斎展は
入る前にも行列、入ってからも1ミリ1ミリしか進むことができず
中はぎゅうぎゅうづめの満員電車のようでした。

金魚づくしもゆっくり見られた

それに比べると今回は金魚づくしもゆっくり至近距離から見ることができたので
大満足です。
金魚に特に興味はありませんが(それよりも本当は苦手なくらい。汗)、
国芳の金魚たちは、擬人化されていてとてもかわいいのです。

金魚づくし

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細かい絵の美術鑑賞には単眼鏡がお勧め

今回の戯画はちょっと怖い地獄絵のようなものや、
北斎漫画や、国芳の金魚づくしや、絵師それぞれの魅力がたっぷり!
特にやっぱり私はユーモラスの国芳の絵が大好きだということを再確認しました。

北斎漫画に関しては、
初編が、去年買った芸術新潮11月号画狂モンスター北斎に付録がついていました。

芸術新潮

この本も、楽しくて面白くて何度読み返したことか・・・
その北斎漫画の本物を見ることができてとても嬉しかったです。

北斎漫画

今回の戯画の中でも、やはり北斎漫画は絵がとても細かくて目の悪い人にはよく見えないと思います。
私は美術鑑賞のために買った単眼鏡を持って行きました。

これはお勧め!
色々調べてVixenの4×12にしました。私が調べた限りはAmazonが最安値。

美術館では4×12か6×16が良いそうですが、
明るく見えて視野が広いそうなので私の場合は4×12にして正解!

北斎漫画も細かいところまでよく見えて、持って行って良かったです♪

単眼鏡
手の平にすっぽりおさまるサイズでgoo!

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今回買ったミュージアムグッズ紹介

戯画を見た後のお楽しみはミュージアムショップ。
ここしか手に入らないミュージアムグッズが販売されています。
美術館展を見た後、そこでお買い物をするのがいつも楽しみです。

今回買ったのは北斎の赤富士の御朱印帳と、国芳猫のふんわりてぬぐい、
そして金魚づくしのポストカード九図、マグネットの4点。
どれもこれも可愛くて可愛くて、家に帰ってからもにんまり眺めています。(汗)

北斎の御朱印帳

国芳のてぬぐい

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美術鑑賞の後は新世界の串カツやてんしばを楽しもう

1回目閉会1時間前に行った時は、やはり1時間で全部見るのは無理だったので
ちょっともったいないことをしてしまいましたが、
やっぱりもう1回じっくり時間を気にせず見ないと気が済まず、
もう一度出直すこととなりました。

交通費も入館料もちょっともったいなかったのですが、
でも一回目は美術館を出た後にコテコテの「新世界」で串カツを食べることができたし、
2回目は美術館近くのてんしばで美味しいランチを食べることができて
これまた大満足でした。


2回目はランチの後、あべのハルカスの中のフォルマ帝塚山でチーズケーキを食べました。
フォルマ帝塚山はセレブが集う関西では有名なカフェです。
(フォルマ帝塚山についてはまた画像をつけて別記事で触れるかもしれません)

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まとめ

私は自分自身、絵を書くのは下手だし
美術やその歴史に関しても特に何の知識もありません。
ただ見て楽しいとか、思わずふふっと笑ってしまう、そんなレベルなのですが、
それでも一年に何度か美術館展を訪れます。

確か去年は10回以上行ったような・・・。

浮世絵と聞いただけで毛嫌いする人も多いし、
浮世絵がこんなにユーモアがあって可愛いと言うことを全く知らない人がほとんどだし、
それ以前に浮世絵が版画だということを全然知らない人もいるし、
日本人より外国人の方が浮世絵を何倍何十倍も大切に思っていることを
とてももったいないことだなと強く思います。

実際日本の美術館展に来ている浮世絵のほとんどが、
もう今では日本で保存されておらず
ボストン美術館など海外から日本の美術館展のために運ばれてきたものです。
こんなに素晴らしい日本の文化を海外の方々が、
長きにわたって大切に保存してくださっていることをとてもありがたいと思います。

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