もらえる年金が少しずつ減っていく今、
定年後の暮らしが不安な人は多いはずです。
若い方は準備する時間がたっぷりあります。
でも今、50代の貴方!
一生で使い切れない資産がある人は別ですが、
老後に不安を持っている方が、今すぐやるべきことは
老後も稼ぎ続けることが出来る収入源を持つ準備をすることです。
老後資金を増やしたいからと言って
ほとんど初心者のような人が退職金を全て株につぎ込むようなことをしてはいけません。
定年後に貧乏を招く3つの事柄
定年後にやってはいけないことが3つあります。
● その一つが今書いたように退職金を投資に使うことです。
お金に働かせないで自分が働くことが大切なんです。
● そしてやってはいけないことのもう一つが、親の介護に自分のお金を使うことです。
介護は親自身の貯蓄や年金を使うことが基本です。
介護のために仕事を辞めることも厳禁です。
収入が減る(無くなる)ことで、自分自身の生活も不安定になり、
その上やがてやって来る自分自身の介護の費用も無くなってしまうからです。
● そして残るはもう一つ。
熟年離婚が老後破産を呼びます。
年金は分割できますが、
一人ひとりがそれぞれ10万円ちょっとになってしまうことが大半で、
暮らしが厳しくなるのは確実です。
ただ離婚はお金だけで割り切れる問題では無いし、
私のように夫と別れることによって精神の安定を保てることもあるので
一概には言えないような気もします。
しかし一般には離婚は貧乏を呼ぶことが多いと言われています。
女ひとりいくらあれば老後を生き延びれるか?
私の場合、仮に今の職場で65歳まで厚生年金をかけ続けても、
私がもらえる予定の年金は一ヶ月8万円(←65歳までこのまま働けば年金分割で10万円ほどになる予定だということが分かりました)ほどです。
離婚による年金分割で受け取る年金は増えますが、おそらく月に2万円ほどしか(27,000円増えることになりそうです)増えないと思います。
近々年金事務所で試算してもらう予定 (←放っておいてもねんきんネットに反映されました)です。
ということは、そこから健康保険や介護保険、税金などを引けば実際に使えるお金を想像するだけで怖いです。
私の目標は65歳になった時点で2,000万円の貯金を持っていることです。
それぐらいあれば何とか女一人でも生きて行けるんじゃないかと・・・。
ただ、年金の手取り額次第なのですが、
もし毎月5万円足りないとして計算してみると、
年間60万の貯金が減っていきます。
それ以外に固定資産税や家の修繕費、家電の買い替え、車検など
特別出費が加算されます。
そう考えてみると年間80万~100万円ほど貯金が減っていくかもしれません。
と、なると10年で1千万円、20年(85歳時点)で2千万円の貯金の全てが無くなっているかもしれないんです。
大病をするかもしれない年齢になって貯金がゼロとは不安ですよね。
2000万円は私にとって大金ですし、
今の年齢から65歳までの間に貯められるかどうか全く未知の世界です。
貯金を達成するにはかなり努力しないといけないのは確実です。
ただ全く手が届かないような(例えば2億円とか)金額ではないので、努力のしがいがあると信じて疑いません。
目標が定まればやる気がもくもくと湧いてきます。
定年後も収入源を持とう
でも、65歳以降
貯金を出来るだけ減らさないように暮らしていくためには
今日のブログの最初に書いたように、老後も稼ぎ続けられる収入源を持つことが重要だと考えています。
昔のように年金暮らしになってから、悠々自適に生きていける人は果たして何パーセントでしょうか?
今はそう言う時代では無くなってきています。
老後の収入は年金と労働の2つで得ていくことを考えに入れて置きましょう。
夫婦合わせて受給年金の平均額は23万円と言われています。
その中から健康保険などの支払いをすると
実際使えるお金は20万円を少し切るのです。
夫婦揃っている人でもそうなのですから、シングルの場合はもっと悲惨です。
私もその覚悟を決めています。
だからこそ別の収入源が大切なのです。
老後の不安は健康とお金と孤独です。
働き続ければ、健康を保つこともでき、収入も得られ、
職場での人とのつながりがあります。
働ければ老後の3つの不安を全て解消できるのです。
最近はシルバーさんの求人も増えているので、働く気持ちさえあれば働ける場所はあるはずです。
私はパートのお仕事と別に副業をしていますが、
パートでかなりの体力を使うので、
その分、副業は手先や頭だけを使い、体力をあまり使わない仕事を選びました。
昔から手先が器用だったのでそれを生かした仕事に決めました。
私自身、老後を一人で生きていくには漠然とした不安がありました。
しかし、それを視野に入れて副業を始めることに決めました。
日中はパートに出て、帰宅後深夜まで副業を続ける日々は
本音を言えば大変ですが、自分の努力がハッキリ結果として表れる喜びも同時に得ることが出来ています。
働くことは喜びとイコールと今の私は実感しています。
定年後に外で働くにしても起業するにしても
人脈が大きいちからになるので、50代の間から少しずつ準備を始めましょう。
利害関係のある社内以外の、
損得の無い「趣味の場」などの人脈がその後の人生に及ぼす良い影響がありますよ。