私が働く時間を増やしたのは今年6月のこと。
私の部署では私を合わせて4人が時間を伸ばしました。
天引きされるものが増えるから、ちゃんと自分で計算して考えた結果だと思うので
7月の給料の手取りがどのくらいっていうのは前もって大体わかっていると思います。
でもその4人の内、一人がもう既に辞めました。
そしてもう一人も近々辞めることが決まっています。
確かに年金や保険が高く、これだけたくさん働いているのに手取りはこれしか無いの?と
私も思います。
給料明細をもらって軽くショックを受けたのは事実です。
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別にこの仕事が大好きでやっているわけでは無いし、簿給は間違い無いです。
でも私は定年までこのまま辞めるつもりはありません。
それは将来受け取る年金を増やしたいことや、
夫と離婚した後の保険や年金を考えると会社で加入するのが一番得だし、
そして何よりも一つの仕事を長くやり遂げることを自分の人生の目標の一つと考えているからです。
私は短大を出て資生堂に勤め結婚前に退社しました。
その後専業主婦を10年程してユニクロに入り、
ブラック上司が赴任してきたことが原因で辞めることになってしまいました。
今思えば完全なパワハラでした。
ユニクロではフルタイムで働いて欲しいとずっと言われていたのに、
夫の給料が良かったことや子育てを理由に、準社員契約で年収130万円に抑えて働いていました。
その後ユニクロは準社員から正社員になる制度が出来ましたよね。
あのまま頑張っていたらきっと正社員になっていただろうなと考えるたびに
自分の意志の弱さが嫌になっていました。
新卒で就職後ずっと長く同じ会社で働いている女性や
自分がやり遂げることが出来なかった事を、
しっかりやり遂げている人を尊敬の念で見てきました。
だから今のパートを辞めるつもりは無いのです。
人件費の関係で、希望したとしてもなかなか働く時間は増やしてもらえない職場でしたが
今回たまたま106万の壁の制度が出来、
働く時間を減らす人がいる反面、足りなくなった分は増やしたい人で穴埋めするチャンスがあったので
絶対にそれに乗っかりたいと思って希望を出しました。
そしてその希望が通って時間を増やすことが出来たのです。
せっかくの会社の好意を裏切りたくないし、
先ほども書いたように長く同じ仕事を続けることで、
自分の中の甘さ(資生堂とユニクロを辞めた甘さ)をやっと克服できるような気がするのです。
転職ばかりする夫を身近で見て来て、
あんな考え方をしていては、人としての精神的なステップアップは全く無いと強く思うから
余計に何があっても今のパートを続けようと思っているのでしょうね。
だからある意味、夫に色んなことを学ばせてもらったのかもしれません。