パートで働く女性は10年15年前に比べるととても増えていますね。
私の息子達が幼稚園だった20数年前は、
幼稚園の2学年の中で働いているお母さんはたった一人でした。
その後時代は大きく変わりましたね。
ずっと103万の壁が長く続いていましたが、
今では106万の壁が加わって103万・106万・130万・150万という4つの壁があります。
でもそれらの違いってよく分かりませんよね。
そこに新たに82万の壁が出来そうだと聞いたので色々調べてみました。
パートの4つの壁
まず最初に103万・106万・130万・150万の壁についてそれぞれ簡単に説明します。
103万の壁
103万円を超えると所得税が一年に500円住民税が1,000円ほど課税される。
106万の壁
私も106万円の壁で働いている。
106万の壁には条件がある。
1.週20時間以上の労働 2.月収88,000円以上(年収106万円以上) 3.被保険者数501人以上の規模の企業に勤務
この3つの条件を全て満たしている場合に厚生年金と健康保険に加入する。
106万円を超えると所得税が一ヶ月で8,000円住民税が5,000円ほど課税される。
※この3つの条件のうち、2番の88,000円が68,000円(年収82万円)に引き下げられるかもしれない。
130万の壁
上の3つの条件に関わらず配偶者の扶養を抜けて年金と健康保険に加入する必要有。
150万の壁
夫の配偶者特別控除が減額される。
夫の所得税が一年1,000円、住民税2,000円増額。
新たな年収82万の壁とはどんな壁?
年収82万円の壁の条件
3つの条件を全て満たした人は106万の壁が既にあります。
私も106万の壁で働いていますが、
その106万が82万に引き下げられようとしています。
また従業員数501人の条件も撤廃される可能性があります。
年収82万円の壁 どのくらい手取りは減るの?
82万円だと厚生年金6,300円 健康保険3,900円で、合計10,200円手取りが減ります。
それ以外に雇用保険や会社によれば組合費なども引かれます。
年収82万円の壁で得する人は?
ご主人が自営業者の場合、(または自分で国民年金をかけているシングルの場合)
今までは国民年金月額16,300円と国民健康保険を自分で支払っていましたが、
もし82万円の壁が出来たらそれが約半分で済むようになります。
そいて年金を受け取るときも厚生年金分が上乗せされて受給金額が増えることになります。
年収82万円で厚生年金に10年加入すると一年で45,000円20年で9万円が生きている間ずーっと加算されます。
また障害者年金を受け取ることになった場合、金額が増えます。
そして病気や怪我で長らく仕事が出来なくなった時の、傷病手当金は国民年金にはありませんが
厚生年金だと月給の約6割を受け取ることが出来るようになります。
まとめ
近いうちに年収82万の壁が出来そうです。
確定拠出年金にしろ、自分の年金は自分で増やせ!の時代になってきましたね。
しかし今の手取りを死守したい人は、
働く時間を増やして手取り金額をキープすることも考えないといけないかもしれませんね。
働く時間を増やしたいのに職場の許可がもらえない場合は、
この法改正のタイミングが一番良いかもしれません。
私の職場も人件費にとてもシビアでめったなことで時間を増やせませんでしたが、
106万壁が出来たタイミングで契約変更して働く時間を増やすことが出来ました。
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